生き死にLINE
碧色
人生間違えただけ
< 君
「しにたい」
突然LINEが届く。時間は深夜1時を過ぎる。何となくLINEが届く気がしていた僕は、君のLINEを待っていた。しにたくなる。
「どうしたの?」
理由も知ってるけど、ただの時間稼ぎだけど、心配している風で質問する。
「彼氏と上手くいってなくて」
「また喧嘩でもしたの?」
「いや他の人に告白されて気まづい」
「それは面倒くさいね」
君はやたらモテる。世界一の美女でもないくせに。君の何がいいんだろう。何でいいんだろう。
この後のLINEはどうでもいい。結局僕に解決して欲しいなんて思ってないから、どこかに感情吐き出してスッキリしたかっただけだから。
2時になる頃いきなり既読が付かなくなる。大体この時間に君は寝落ちする。僕の思いやりは宙に浮く。僕はやっぱりしにたくなる。
全部全部君のせい。そんな君が
メッセージの送信を取り消しました
「なんか送った?」
「間違えただけ」
生き死にLINE 碧色 @chan828
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