【 第二次世界大戦 】
あれは、日本が第二次世界大戦の
『ブゥルルゥーーーーンッ!!』
『ババババ……、ババババ……』
『ブウゥーーーーンッ!!』
ワシと戦友の
「山田っ!! 気をつけろっ!! 敵は後ろにもいる!!」
ワシは山田の操縦する戦闘機を左手に見ながら、左旋回する。
すると、山田の戦闘機は、既に2機の敵機に後方を取られて、機銃を撃ち込まれておった。
『ババババ……、ババババババババ……』
『ピュン、ピュン……、ドバババ……、バンッ!!』
「うわぁ!! くそっ!!
助けようと思ったが、時既に遅し。
敵の機銃が命中し、機体から火を吹くのが見えたんじゃ。
『ボボンッ!! フウゥーーーーン……』
山田の戦闘機は、黒い煙を吐きながら、力無く失速していった。
「山田ーーっ!! 山田ーーーーっ!!」
『ブウゥーーーーンッ!!』
――同じ釜の飯を食べた、一番仲の良かった戦友の山田は、敵機にやられ、そのまま太平洋の海へと落ちていった。
ワシは、太平洋戦争で、熟練搭乗員として、あのニューブリテン島(現:パプアニューギニア)の『ラバウル航空隊』に所属しておった。
あの有名な『
ワシの年齢は、その当時、まだ20歳じゃった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます