第2話 実はモテていた先生の雑談

技術科の授業は基本的に雑談ばかり。


チビデブで禿げたオッサン先生のため、非モテの生徒たちは、非モテ側の気持ちを理解している人道的な先生と信頼していた。


しかし、この日の先生の話に驚愕した。


非モテ先生

「お前らさ~、ラブホっていう大人のホテル行ったことある?※このとき女子がいなかった。ベットが回転するんだぜ。オレは回転するベットに目が回って嫌だったから、今はもう行かないんだ。」


非モテ生徒

「えっ?ていうか、先生彼女とかいるんですか?」


元非モテ先生

「当り前だろ、オレはモテるんだ。」


非モテ生徒

「ラブホとかって、人生で行くことあったんですね。僕たちにとっては夢のまた夢の世界だと・・」


元非モテ先生

「回転ベット以外にも、プール付きとか、遊具が充実しているところもあるよ。オレは技術科だから、そういうのには興味あるんだ。」


非モテ生徒

「まさか、先生が・・。ショックです。」


元非モテ先生

「お前ら、人を見た目で判断するなよ。女性は実は男のここを見ているんだよ。」


そう言って、元非モテ先生は、自分の胸に親指を突き付けた。


その日はノコギリで板を切る実習だったが、指を切る生徒が続出した理由は言うまでもない。

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