ゆめのかいし ~Shèn Jǐng - the Lost Souls of Distination~

長山春子

初期案「ゆめにっき考察をいかに書籍化するかの50年計画」




タイトルは、東脳と中天の幻の最終章と言われる海市の話

この物語は、東脳の主人公のリンが、両親に会いたい願いを叶えるため

魂と夢の交差点であるLSDワールド(the Lost Souls of Distination)、通称、海市を創造するまでの話となります


        ゆめのかいし

~ Shèn Jǐng - the Lost Souls of Distination ~

      第一話「赤い傘」より


あらすじ

ちなみに中学生かばんに入ってるものは、先住民の笛をはじめとして、図書館のメソアメリカの文献、インディアン寄宿学校につかわれたカトリックの聖書など

マドツキは、90年代に流行っていたマチュピチュ遺跡やインカ帝国の番組などにハマってた考古学好きな女の子です

カバンにつめてたのは教科書でなく「読書感想文の図書館から借りたインディアンの儀式や遺跡の文献」になるわけです


大阪市立中央図書館(マドツキの魔女飛行の背景写真に使われた"和田岬"やマドツキの電車の由来の"スハ32系"やYUNENIKKIのビジュアルにあった"高槻薬店"が付近にあるため大阪が舞台)にいるマドツキ、いつもは第一と第三木曜日は休館日なのですが、国民の祝日である七夕なので開館日、三角の箱形カレンダーは7月7日木曜日、丸い掛け時計が図書館閉館時刻の7時を差していた、急いで帰ろうと二階から階段を降りると、コンサート会場の扉の前で、ジャズの演奏に聞き入ってしまう


大阪市立中央図書館は「総合センター」とも言われてますが、大阪市の人間ではないため内部は実は私も知りませんが、ピアノのコンサート会場はあるらしいです

私の地元にある"ゆめみかん"という愛媛の図書館と市民ホール付きの迎賓館をモデルに合体させてますが、ジャズコンサートについては、バイト帰り道で総合センター会場からジャズバンドの演奏が響いてたので、図書館とコンサート会場が合体してる「総合センター」は存在はします、実際にあった話が元になっています



1980年4月未明

「マドツキが大阪府高槻市の高槻商店街近くの住宅街にて生まれる。その10年後には、その住宅街の公園近くに、1990年に5000店舗を誇るセブンイレブンのコンビニが建てられた、1970年代にあった老舗のタバコ屋はその影響で売り上げに陰りが差しているもののまだ経営していた。小学生の卒業祝いに1990年~2003年に発売されたSuperNESを所有している」

1994年7月7日(七夕の日)

「死体さんは和田岬近辺の明月荘アパートから、バイオレンス街と呼ばれる麻薬密輸グループが牛耳る神戸港、そのシャンハイ行きの貨物船にて、中国の麻薬王の指示で日本の神戸港から賄賂で買収された船乗りが、LSDや幻覚キノコやコカインなどの麻薬を密輸。その取引現場の近くに居た、暴力団組織員だった死体さんは、麻薬を積んだ中国産アメ車の白い外装のリンカーン・タウンカーと共に逃走。犯行理由は首を吊って死んだ母親の復讐のため。中国の麻薬王が支配する黒コートの暴力団組織に追われたものの、山梨県内の国道358号精進ブルーライン (上り線)を超えたあたりの青木ヶ原樹海で行方をくらます。」

1994年7月7日(同刻)

「マドツキは1990年代に流行っていたメソアメリカ考古学が好きな女の子、当時の貴重な文献を大阪市立中央図書館から借りていた。夏休み前の読書感想文のためである。今日は祝日なので閉館日の第一木曜日も特別に開館していた。夜7時にそろそろ帰ろうと階段を下りた先に、大阪市立中央図書館の一階にある迎賓館のホール会場にて、マサダ先生がピアノ伴奏していたMyFoolishHeartのジャズバンドに聞き入ってしまう。夜8時過ぎ、JR西日本のスハ32系電車から大阪駅から高槻駅の帰り、駅から降りてトイレに行ったあと自宅のある高槻市の住宅街を目指した。その帰宅途中の、T字路二車線の北側車線の横断歩道にて、緑信号を確認して急いで走ったところ、母から借りた赤い婦人傘が風にあおられて手から放してしまう。この赤い傘エフェクトが、のちに夢の世界で、雨乞いの儀式の生け贄探しに迷う先住民と、生け贄の女の子である、2つの雪山で子供たちが神の捧げものとなった14歳のかまくら子、1970年代に誘拐事件がカナダで多発したときの14歳の先住民マフラー子と、カトリック神父とインディアン寄宿学校の生徒の間に生まれた14歳のポニ子、この3人の娘の問題を解決する鍵となる。」

「モノ子は学校帰りの途中に大阪駅近辺の塾に通っていた、夏服半袖の制服を着ていた。塾から大阪駅のスハ32系電車に乗って高槻駅に降りる、T字路二車線の西側車線の横断歩道を渡ろうと赤信号を待っていたとき、モノ子はマドツキの赤い傘が強風に飛ばされたのを見て、赤い傘を拾おうとして横断歩道に飛び出してしまう、目線はずっとマドツキの方を見ていたので、反対車線の南方向から来る白い車に気付かず腹部から衝突、拾った赤い傘はそのとき手放してどこかへ飛んで行った。」

「モノ江は、モノ子がマドツキの赤い傘を拾おうとしていたところ、遅れて南方向から来た白いワゴンに気付き、必死に制止しようと声を上げたが、台風の激しい雷や雨風でモノ子も運転手も気付かず衝突。その後再度エンジンをかけてアクセルを踏み込んで轢き逃げしようとした死体さんを止めたが、モノ江は両襟を右手で締め上げられ左手でナイフを首元に押し当てられたので抵抗できず失神した、モノ江を人質にして、マドツキに対して友達を殺されたくなかったらその子を引っ張ってくるように声をかけた、その後、コカインを痛み止めと称して幻覚性キノコを食うようにマドツキに取引した。」

1994年7月8日(深夜3時過ぎ)

「8時間のドライブの末、大阪から東京行の道路と無人給油所を経由して樹海に誘拐。死体さんは神戸港から樹海まで追ってきた黒コートの追手を巻いたあと。自殺するか迷い極限状態のため性行為に及んだ、モノ江は朝方に、熟睡した死体さんを車とロープを繋いで殺そうとするもマドツキに止められ断念。そのとき死体さんはLSDの明月荘の屋上で魔女のマドツキに謝ろうと追いかける夢を見るが、アパートが空中分散したあたりで飛び起きた。」

1994年7月8日(朝方8時ごろ)

「子供を育てることを条件に、二人を家に帰すことを死体さんは約束した、モノ子が死ぬ間際に放った子供を育ててほしいという言葉がマドツキとモノ江を生かした。また産まれてくる子供を堕胎させない為、事件を隠すことに決めたマドツキはモノ江を説得して、モノ子を樹海のマンホールに隠すことになった。しかし、三人は山奥でクラゲのようなタコ型火星人を目撃したあと、モノ子は忽然と姿を消した。結局モノ子の行方はわからずマンホールに薬物を隠した後、樹海を下山して、千代田区の東京駅からの大阪駅までを結ぶ東海道本線で死体さんと別れた、大阪駅のスハ32系電車を経由して高槻市の公園にて二人は雨合羽の血痕を洗って二人は帰宅、事件のあとモノ子が赤い傘を追って失踪したことにした、不審に思った警官には宇宙人を見たと誤魔化した」

1994年夏休み明け以降~

「夏休み明けから、モノ子が赤い傘を追って失踪した事件が、宇宙人少女誘拐事件などと称して、ワイドショーの見世物にしようとする悪質なマスコミに取り沙汰されるようになり始めた。1990年代に流行っていた宇宙人及びUFOの目撃情報や過激派の宗教団体や古代遺跡のオカルト雑誌などと色々と結び付けられてしまい。クラゲっぽい触手のタコ型火星人、ホピ族の宇宙人グレイ、リトルグリーンメンの小人など、ありもしない想像で色んな憶測が飛んでいた。しかし何の手がかりも掴めぬまま、マスコミも警察も近隣住民も当時の富士ケ嶺周辺のサティアンや地下鉄サリン事件が起こる前のオウム騒動などで話題が逸れていき、モノ子の消息不明のまま捜査は中断した。」

1994年12月の冬頃(1995年1月1日リン生誕)

「臨月の280日が刻々と迫る中でモノ江が失踪する、その時にマフラー子が透明化して夢の中から消えかけてしまうが、かまくら子は依然として眠り続けていた。モノ江と死体さんは誘拐されたのは、マスコミの情報からモノ江の身元が割れたからだ。黒コートの組織員たちは、神戸港で盗まれた麻薬を追って、死体さんの白いワゴンを尾行していたとき、交差点で3人の女子生徒の事故を見ていたが、警察絡みになるため追及できず、名前と学校名もわからず、マスコミが警察と少女の供述内容を取り上げるまで半年かかり、特定に時間がかかった。黒コートの組織員は私服警官を装ってモノ江に近づいた。死体さんの捨てた中古車のナンバーを東京近辺のディーラーから特定し、大量の麻薬を樹海のトンネル辺りから逃げたあと、どこに麻薬を隠したか?、神戸港の取引所の秘密を、警察関係者に漏らしてないか?、それを問い詰めたあとに口封じするため、モノ江と死体さんは、死体さんの母の遺品である赤い軽四自動車に拷問されたのち詰め込まれ、未成年の女子生徒との入水心中と見せかけるように死体さんにアクセルを踏ませた。黒コートの組織員のボスである麻薬王はケジメをさせたあと、オジキとセガレの盃の契約もあったので、麻薬王は最低限の婚約者同士の門出として、二人が一緒になれる空間を作った。このときモノ江は死体さんと子供が生まれたあとの夢物語を話した、世界一周旅行や動物園のサファリパークや、京都のお屋敷に住んで遊園地のお城みたいなところで結婚すること、のちにこれがLSDゲームの夢の世界の原型となり、リンの第三宇宙の海市となる。二人が胎児に輪廻転生を願ってリンと名付けたあと、東脳の浄化の島にリンが生まれる。その後リンは私利私欲に溺れた四行の番人を食べて、東脳のトウギョウの封印を解いたあとに、両親に会いたい願いを叶えてもらうヒントとして、中天の天国と地獄の番人を助け、夢の番人リネンの役職を得ることになり、マドツキの夢の中に入って、両親との再会の手がかりをやっと掴むことができた。」

1995年4月17日(イースターの日)

「マドツキが、娘ウロツキを大阪高槻市内の病院で出産して間もなく死亡。誰の子かわからず、DNA鑑定の結果では女子生徒との淫行を疑われて自殺した音楽の担任教師との間の子とされたが結果は不一致だった。なので1995年当時は、都市伝説が流行っていたことも重なって、ウロツキは宇宙人の間に生まれた子供とされた。警察とマスコミによって一人の教員が自殺に追い込まれたため、近隣住民やテレビ視聴者からもバッシングを受けた、これ以上のマサダ先生のような冤罪事件を増やさない為にも、宇宙人のせいとして真相を闇に葬った。」

2004年8月ごろ

「ウロツキは10歳のとき、ゆめにっきのゲームをリリースした、2007年までアップデートした、母の遺品である夢日記の謎を追っていたため。このときから宇宙人少女誘拐事件のことで大阪高槻市内には住めなくなり、東京都内に引っ越している、このとき友達が居なくなり、引っ越し先の東京に馴染めなかったことから孤独になり、現実逃避として.flowというゲームを制作した、この頃から、母のゆめにっきには存在しない、宇宙人のクラゲさんの話に植物人間などのオリジナルの脚色を入れて、架空の友達サビツキを作ってしまう。」

2010年

ゆめ2っきとゆめにっきと東脳の主人公リン

「しかし一巡目の夢で失敗した夢の番人リネンは、夢食いでマドツキの悪夢をストックして、その娘ウロツキの夢に隠れて、彼女を夢の戦士に鍛え上げた。2010年に悪夢を幸せな結末に変えるためにマドツキとウロツキの夢を繋いでリンクさせるのであった。」

2011年夢の世界

「ウロツキは、樹海にはよく精霊馬の茄子とマドツキのカバンを墓場に供えてお参りしていたが、そのとき事件の真相を取材していたサビツキと一緒に樹海に出現した卵型UFOに誘拐される。理由は宇宙人の名誉棄損の罪で、地球人とクラゲさんが結婚しなければ宇宙戦争が起こる予言があると蟻人間のセコム先生は理由として、正式な婚約を認めるため母と宇宙人がいる第三宇宙の海市に向かうとのこと。16年前の宇宙誘拐少女事件の推理を、宇宙船の中でサビツキと夢日記の証拠を手掛かりに会話をしながら、マドツキがいる第三宇宙の海市という魂と夢の終点へ向かった。」

2011年現実の世界

「実はこのときウロツキは黒コートの組織員の怨恨で、樹海のトンネル付近の自動販売機前にてバイクを停車させていたウロツキは車に轢かれ、気絶されたまま犯される、しかし偶然通りがかったドライバーに発見され、その後ウロツキは病院に植物状態となる。このとき身ごもった子供は、280日後にサビツキに似た娘として生まれるが、宇宙船の中で29年間の間、母ウロツキと娘サビツキは夢の中で会話をしていたことを意味するが、ウロツキは何も気が付いてない。」

2040年(平成52年)

「平成52年の百円玉がある、東京惑星プラネトキオに到着、29日間の宇宙船の旅行から29年かかって、ウロツキは到着したので、当時ウロツキは高校一年生、東京惑星プラネトキオの東京星立高校で、第三宇宙の海市リンネ姫の双子の第二皇女ウロコ姫として、クラゲ第二皇子を正式な婚約者と認めた上で学校に入学した。クラスは騒然となったが、地球人と宇宙人の結婚に興味を抱く女子生徒の憧れの的となった。しかし17歳の時ウロツキは出産に失敗してしまう。地球人と宇宙人の婚姻祝いムードだった東京惑星に大きくショックを与えてしまう。当初予定していた地球人の太陽系と宇宙人の銀河系間の平和調印式は断念され、宇宙戦争の予言は訪れることを意味していた。助産師を目指すナオミちゃんの助言で、ウロコ姫はこの頃から宇宙人と地球人の異種間の出産のため宇宙生物学の研究を始めた。一方イケンくんとクラゲ皇子は惑星プラネトキオを守るため宇宙人退治していた折、武力では平和の兆しが見えないとして、科学研究生のイカスミちゃんとメガネくんから、ホーキン博士とセコム先生を交えて、私設だった東京プラネトキオ防衛軍を、正式な自衛隊と認めさせるための最低限の武力行使を取るため、超巨大な宇宙漁船と植物性胞子による対テロ対策などを発案、地球と銀河から自衛権と法治国家としての宇宙犯罪を取り締まる法律を認めてもらうように進言する。」

2045年(平成57年)夢の世界

「このときウロツキは宇宙人との出産方法を確立して、クラゲさんとイケンくんとナオミちゃんの生殖細胞提供者の協力の元で、受精卵を植物性RNA細胞を寄生させて宇宙人の出産に成功した。のち双子は青汁くんと吸血ちゃんとなる。」

2045年(令和27年)現実の世界

「植物状態のウロツキが娘サビツキを出産して34年後となる。サビツキは夢の中でたびたび宇宙船で母ウロツキと会話をしていた。なのでサビツキの子供時代は、安心して孤児院の中で成長していった。今現在サビツキは34歳になる。サビツキの母ウロツキは、16歳で樹海で暴行被害にあった34年後も依然として植物状態で目が覚めない。サビツキの出産した双子の兄妹は、2040年(令和22年)当時はお腹の中の胎児だったが、しかし今年5歳になる双子の兄妹は不思議と夢の中で母親と東京惑星プラネトキオという星で話す夢を見ることがあり、脱出ポットで逃がしてくれたそうだ。そのあとのウロツキは第四宇宙の蜃景(シェンジン)を延命させるため、自分が死んでるかを知らない煉獄の魂たちが作った第四宇宙の星、つまり東京惑星プラネトキオに似たような、煉獄の世界である蜃景(シェンジン)を、東脳や中天の宇宙人と呼ばれる天使や神様から、成仏や浄化されないように守る、第四宇宙の夢の戦士ウロコ姫となり、クラゲ第二皇子と共に死者を蘇生させる聖戦を続ける旅に出た。」

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