ひかりへ

一人で、闇を彷徨う人がいる。

手を差し伸べたいと、切実に願う人がいる。

それでも届かずに、悲しい道を辿ることがある。

願わくば、みんなに幸せが降り注げばいい。

どれほど願っても私の手が届くのは、ほんの一握り。

いつも、誰にでも優しくありたいと思う。

いつも、怒りに身を任せずに生きていきたいと思う。

いつも、器の大きな人でありたいと思う。

自分の小ささに躓いて、後悔の涙を流すことも多いけれど。

どうか、この思いが誰かに届きますように。

どうか、そこから少しでも同じ気持ちの人が増えますように。

どうか、この世界が優しさで満たされますように。

暖かな柔らかい光が、みんなを優しく照らしますように。

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