第1章 喋れる僕

僕は長い時間耐えられたので能力を得た。能力に名前はないただ能力についてはわかっている。能力は<怪物>を支配する能力だ。能力は狩りにでたとき、出会った<怪物>にボコされて助けてと願った瞬間後ろに女がいた。

その<怪物>と意思疎通ができるようになった。最初は全く気が合わなかったが、共に過ごしていくうちに何とか「空が青いね」ぐらいには話せるようになった。

<怪物>は普通にいるような女子高校生だった。僕が負けた理由も女子だったからと正当化したいところだが、たとえ男子だったとしても勝てる気がしないくらい強かった。まあなんだかんだで仲良くなったのだが、そいつにボコられて以降<怪物>と戦いたくなくなってしまった。怪物と人間を分けるゲートがあるのだが、近年老朽化が進み怪物が町の中に入ってくるようになった。んでこいつだが怪物としては珍しい能力者だ。能力は教えてくれない。ただ間違いなく、最強と言えるぐらいに強い能力だろう。まあその話はともかくこの世界の仕事大きく分けて二つ。一つ目は中に入ってきた<怪物>の退治。二つ目は外に出て怪物の絶滅を担当する奴らだ。

僕はどちらの二つにも、属さない。怪物の皮などは怪物よけになるらしいので高値で買い取られるらしい。僕もあいつと一緒に暮らしていると、食費が二倍近くなるので

最近は本当に金欠だ。一緒に狩りに出るのもいいがあいつは、こっち世界では人間という名目上生きて居られているが狩りに出たときに人間ではたどり着けないような力を見られては困るので誘うのをやめた。

「これから留守にするから留守番頼むよ。」

<怪物狩りに行くんだったら私も連れて行ってよ。>

首の骨が折れんばかりの速さで、首を後ろに回す。なぜわかったと聞きたいが言ってしまってはばれてしまうと、不自然な間を作らないスピードで頭を回す。

「ごめん何言ってるかわからない。」

これがIQ40以上の僕が今までにないくらい頭をフル回転させた結果である。

<嘘下手すぎるでしょ。>嘘だとコンマ0.3秒で見抜かれてしまう。

なぜ嘘だったと言いたいがぐっと言葉を飲み込む。

<三秒以内に本当のことを言わないと殺すよ。>

殺すとは失礼なお前を養っているのは僕だぞと言いそうになるが余命が3秒から1秒に変わる嫌な予感を察知して嫌だが誘うことにした。

「今から狩りに行ってくる、ついてくるか。」

といってもついてくるやつなどバカの極みだが。やっぱいかないという言葉に期待したが一向に帰ってこなかった。帰ってきたのは

<やったー。>のありさまである。













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