40 海に来たならまずは泳ぎですよね

 ついに海ですよ!買い物が想像よりも長かったせいですね。正直こんなに長いとは。舐めてましたよ。以後気をつけます。


「着替えの店は、あっちだね。」


「そうね。早く着替えましょうか。」


 ちなみに着替えや持ち物は全て《収納》に入れてます。だから、水着を知れるのはこの後って訳です。



〜〜〜〜〜



「ロベル!どうかしら?」


「ん!?すっごく可愛いよ。」


「本当に嬉しい!ちなみにこの水着はビスチェっていうらしいよ。」


「この水着はピリポの為にあるかのよう。」


「そ、それは言い過ぎじゃない。でも嬉しい。それじゃあ、どうする。私は海で泳ぎたいな。」


「じゃあ、海を泳ごうか。」


「うん!でも、泳ぐのは苦手だから教えてね。」


「わかったよ。」



〜〜〜〜〜



「ピリポ。もうちょっと膝を伸ばしてバタ足をしようか。」


「わかった!」


「それは伸ばしすぎかな?」


「うう。難しいよ。」


 今は、ピリポの手を繋いで泳ぐ練習をしています。今はすごい前世は日本人で良かったと思うわ。


「その調子だよ。それじゃあ、息継ぎの練習しようか。」


「息継ぎ!?無理だよ!」


「一旦、水中は目を開けずにやっていいから。」


「ん〜。そ、それならやろうかな。」


「頑張って!足をつけてもいいからね。」


 大丈夫そうかな。


「ピリポ。大丈夫!?」


 突然、息継ぎをしなくなって沈み始めたのですから。

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