ささたけ氏、立志する【公式エロ自主企画参加】
過日、とある公式自主企画が発表された。
【2月14日~ 公式自主企画 恋愛ショートストーリー大募集】「カラダの芯に触れてくる恋愛実話を読ませてください!」
https://kakuyomu.jp/info/entry/loveshortshortstory
なるものである。
おそらく目にされた方もたくさんいらっしゃるのではないだろうか。
審査委員に石田衣良氏と紗倉まな氏を迎え、
「今でも素手で触れるとじんじんひりつく、
そんなナイショばなし、打ち明けてみませんか――?」
などというキャッチコピーで募集を開始するという。
これにささたけ氏は一も二もなく飛びついた。
昨今、コンテストに応募することに味を占め、さらに恋愛系作品の書き方と恥の
とはいえ、前回の応募作が実体験を基にした失恋の物語であったため、次に恋愛作品を創作する場合は、ハッピーエンドものがいいなぁとつらつら思案しているところだった――のだが。
よりにもよってカクヨム運営は、とんでもない条件をささたけ氏に突き付けてきたのである。
「カラダの芯に触れてくるほのエロなショートストーリー」
繰り返す。
「カラダの芯に触れてくるほのエロなショートストーリー」
念のため、強調しておく。
「カラダの芯に触れてくるほのエロなショートストーリー」
――カクヨム運営は正気か?
思わず自身よりよほど偏差値が高いであろうカクヨム運営、ひいてはKADOKAWA側の正気を疑い出すささたけ氏。
しかしそれも無理からぬことであろう。
各種ランキングを(時に募集要項とは無関係な)性的欲求満載の作品タイトルが席巻することを問題視されている、ネット小説という媒体である。加えて、カクヨムは他のネット小説メディアに比べ、学生の利用者が多いのが特徴である。
新たな試みをしようという意気込みは買うが、ともすれば大問題が起こりかねないこの一文に、ささたけ氏は大きく首を傾げたのである。そのうえ、一歩間違えれば大火傷を負いかねないこの企画の選考委員を買って出た、両氏に同情すらしていた。
とはいえ題材が無いでは無い。
というかむしろ、上記のような理由で発表を控えていた構想も、ささたけ氏にはあったりする。
ならば日の目を見ることなく眠らせていた作品の再生の場を与えてもらったということに、感謝するべきなのかもしれない。まして入賞すれば両審査委員のコメントに加えアマギフまでもらえるというではないか。
そこまでしてもらってなお、運営の正気を疑うなどしては、むしろこちらが正気を疑われるというものであろう。
――ここはひとつ、力の限りあくまでもカクヨムの規約の範囲内でエロい作品を作ってやろう。
ささたけ氏はそう立志し、改めて参加することを決心したのであった。
ただしハッピーエンドにはならない模様。ささたけ氏はハッピーエンドのほうが好きなんですけど。
それはともかく。
そんなわけなので、出来上がり次第発表させていただきますので、その時はどうぞ応援よろしくお願いいたします。
それでは、また。
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