2章

プロローグ

2章開幕です!!

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私は小6になっても九九は2の段までしかいえない、漢字は小3までに習っていたのをギリギリかけるぐらい、47都道府県をいまだに覚えていない、理科の実験で爆発事件をおこしてしまう馬鹿娘だ。


運動はというと、100m走脅威の3分15秒。

…いくら私でもそこまで足が遅いわけではない。走り出した瞬間にコケてしまったんだ。

でも取り直しをする時間もなくそのままの記録になった。

なにがいいたいのかというと、私はものすごく鈍くさいってこと。


じゃあ容姿は?

髪はボサボサ、服は汚くて所々ほつれている。おまけに目が悪いから瓶底眼鏡。


別に両親からひどい扱いを受けていたわけではない。

私には弟妹が9人いる。

私をあわせたら10人姉弟だ。

家計は相当厳しいし、チビ達の面倒をみるのに忙しくて両親は私にかまってくれない。

気がついたらこんな芋くさ娘になってしまった。


馬鹿で鈍くさくて、芋くさい私はイジメられた。

先生にも相談したけど取り合ってもらえなかった。

馬鹿な私はとっくに見捨てられてたんだ。

両親は私に目もくれない。


先生には見捨てられ、両親は無関心。

なのに、先生に相談したことはイジメっ子達にバレてイジメはエスカレート。


私はどんどん追い詰められ、1学期の最終日ついに学校の屋上から飛び降りた。


ーやっと楽になれるー


そう思ったとき、



ムニュン


私は何かに受け止められた。


「大丈夫?」




それが私と彼の出会い。






「えっと、隣のクラスの真里谷まりやつさん、だよね?僕、本田悠斗ほんだゆうと。よろしくね!」





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