7話

どもども~

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「おい!!なにやってんだテメエ!!」


うわ~面倒くさそ~


「は?別にアンタらには関係ないでしょ」


千葉さん言い返したよ。

陽キャ怖え~

…僕のせいでキレてるよな。

自分達のグループの女子がこんな陰キャとべたついてるんだもん。

そりゃ怒鳴りたくもなる。

とりま、謝ろう。


「その、申し訳「クソビッチが!本田から離れろ!!」ありま…って、え!?」


なに!?

怒鳴っていた男子…確か佐竹だったかな?…がこっちに近づいてきた。


「悪いな本田、クソビッチにベタベタされて嫌だったろ?」


僕が謝られるの?


「あ、えっと…」


陽キャboysも続々とこっちにやってくる。


「こないだはありがとな本田!」

「スカッとしたぜ!」

「助かった。忝ない」

「ヨッ!イケメン!」

「カッコよかったよ!」


え~と、上から

北条ほうじょう

佐野さの

扇谷おうぎがやつ

山内やまのうち

宇都宮うつのみや

が口々にこの間の礼を言っていく。


…思ってたんと違う。

ま、敵対視されるよりはいいね。うん。

でもコイツらのノリ正直あんま好きじゃないから関わりたくない。

でもなんか言わなきゃな…


「あの、お気になさらず」


こんなもんかな?


「なんで敬語?」

「あ~それ俺も気になってたんだよね~」

「本田!俺らもうダチだしさ、敬語は無しな」


は?

…は?

……は?


「おい佐竹、いきなりはやめとけよ」

「そうだよ。本田君ビックリして固まってるよ」

「え~事実言っただけじゃ~ん」

「友とは互いのことをよく知ってからなるもの。本田氏が困惑されるのも当然。佐竹氏、自重されよ」

「堅いね~扇谷」

「ふん、佐竹氏が軽すぎるのだ。本田氏と友になりたいという点はそれがしも同意するがな」


…扇谷君、武士?


「だな!俺も本田と友達になりたいぜ!」

「俺も!」

「僕も!」

「ワイもや!」


WOW

人生初モテ期到来かな?


「あ、えっと、じゃあまずお互いのことをよく知るってことで、その、知り合い以上友達未満の関係から始めましょう」


ま、いきなり友達ってなんか嫌だしな。


「いや、それなら別にダチでよくね?」


なにをおっしゃる佐竹君。

君は友達の定義を知ってるかい?

友達ってのはね一緒に遊んだり勉強したりして親しく交わる人のことをいうのだよ。

僕、君らの名字しかしらないからね。さすがにそんな人達と友達ってちょっとね…


「初めて話した方達と友達ってちょっと…」


オブラートに包んでそう伝える。


「それもそうだな。でも本田、お前が俺のことを友達だと思ってなくても俺は本田のこと友達だと思ってるからな!」


あらやだイケメン。


「おう北条、お前だけが本田のことをダチだと思ってる訳じゃないぜ」

「そうだそうだ!」

「うむ、同意だ」

「ワイも同意や」

「僕もそうだよ」

「「「「「俺(僕)(某)(ワイ)は本田のこと友達だと思ってるからな!」」」」」


なんだろう、これ知り合い以上友達未満って僕が一方的に言ってるだけでなんか、申し訳ないな。

…でも、なんかこの人達と関わりたくない。絶対めんどくさいことになりそう。あと、暑苦しい。

ハァ…厄介なことになったなぁ…


「う~悠斗に友達沢山出来るのは嬉しいけど、もうちょっと一人占めしたかったよぉ~」


…ひより、心の声漏れてる。

あと、友達じゃないから。

知り合い以上友達未満だから。

そこんとこよろしく!


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男子陣の名前を出さないのは諸説ありますが、喬偉が考えるのが面倒だったという説が濃厚です。


ちなみに、

グループのリーダーは北条君。

千葉さんは北条君Loveでアンチ佐竹君

佐竹君は北条君ライバル視してて、アンチ千葉さん

扇谷君と山内君(関西弁君)は親戚同士で互いをライバル視。

里見さんと真里谷さんはご近所さん。

佐野君と宇都宮君はモブです。


陽キャグループってこんなもんですかね?


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