第13話 これが伝説のSYURABAなるものか…
「まさか居眠りしちゃうとはね〜」
桃花がそう言いながら近づいてくる?
「看病もちょっと疲れるもんだな…」
寝てたからあんまり疲れはなかったが何か嫌な予感とかを感じていてあまり休めてはいないのだ。
「そうなんだ…そうだ!今度は私が看病してあげよっか?」
ニヒヒと笑いながらからかってくる。
さっきまでの紅潮させていたりしてたのが嘘みたいだ。
「それは今度俺が風邪を引いた時に聞いてくれ」
「了解〜♪」
本当にこいつなら来てもおかしくない気がしてきた…
今は昼休み…つまり弁当の時間だ。
俺らは机を寄せて食っている。
(…恋人って訳でもないのに2人で食ってるのも周りからしたら違和感があるのか?)
そんな疑問は杞憂で周りからしたらこの2人が仲良いのは知ってるし揶揄うと怖いことが起こる…という噂もあってか誰もがノータッチでいるのだ。
…だが今日はなにか一味違う…予感というか…
「あ!いた!お兄さんだ!」
…当たった。
「え?誰、あの子?」
俺の方をばっちり見ながら言ってくるから教室はざわついた。
もちろん桃花もザワッとして瞬間俺に懐疑的な視線を向けた。
「俺の妹だよ」
「あれが噂のねぇ…」
「おいおい優希!去年までひとりっ子だって言ってたじゃないか!なんだ?犯罪でも犯したのか!?」
去年も同じクラスメイトだった…えっと誰だっけ…まぁいいや、なんか陽キャっぽい人が俺の情報を覚えてるなんて光栄だな。
「義理の、だよ。親が再婚したんだ」
このままだとお兄さん呼びを後輩に強要させて、あまつさえクラスに呼び出すなんて…とか思われてたら嫌だからな。
「おい、優希なんか失礼なこと考えただろ…」
おっとバレたか。
「…それで義理の妹さんは優希に何の用なんだろう」
お前の疑問ももっともだ。弁当は作ってあげたから飯に困ってるという訳でもないのだろうし。
「…お兄さんと一緒に食べれたらなぁ…って」
えへへ…と頬をかす所作はやはり美少女によく似合う。
「どうする?桃花…」
そう言って振り向くと、
ゴゴゴゴ…と桃花の何かが燃えている…いや萌え…?いやなにか炎が具現化されてみえている…希ガス…
こういうのを修羅場…っていうのか?
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明日と明後日が大会なんで投稿できるかわかんないっす()
許して
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