マンガでデビューしたが、それはデビューと言えるのか問題(1400文字)
月刊レモンピープル(以下、レモピー)という漫画誌があったけど、そこでデビューしてもデビューとしてカウントされるのか問題があるような気がして、ちょっと書いておきたいと思いました。
確かに、そんなマイナー誌だとデビューしたとは言えないような気もするので。
わたしのデビューの場合だと、エゴサーチすると、レモピー94年の1月号なのですけど、1月号なので、実際には93年になります。
その年の11月27日発行とあります。
更にややこしくて、そのマンガじたい、93年の春くらいに持ち込んだと思います。92年の暮れを跨いで93年に描き上げました。
で、持ち込むと、あっさりそのまま採用で「じゃ、また描いてください」となり、直ぐ20枚の読み切り描きまして、そっちのほうが少し先にレモピーの別冊のほうに掲載されました。
自分ではちゃんと把握してないので、またエゴサして調べてみると93年10月25日発行となってました。
なので、そっちのほうが先に掲載されたので、デビュー作かもしれませんが、持ち込んだものは処女作というのもあり、わたしの場合、処女作がデビュー作としたほうがいいかな、と。
……そういえば、当時2本分の原稿料が一気に振り込まれ、ホクホクしてた記憶があります。
Wikipediaが絶対的なものでもないんだけど(ちょいちょい間違いも見つけるし)
そこでは、ホラーマンガ家の御茶漬海苔さん、レモピーデビューになってるから、わたしの先輩やんと思った記憶がある。
丸尾末広なんかもデビュー『リボンの騎士』久保書店と、単行本のプロフィールに書かれてた記憶があるけど、Wikipediaでは久保書店ではなく、サン出版となっています。
結果、もうすこしネットで調べたところ、丸尾末広さんのインタビューがあり、それを読むとサン出版は正しいようで、丸尾末広さんはその後に久保書店に持ち込みをして描いてたらしい。
(編集さんから丸尾末広さんの話聞いておけは良かった……)
三流劇画期末に、久保書店が刊行したそれ系のエログラビアも併せたマンガ誌だと思う。レモピーと同じ久保書店だけど、レモピーよりもっと知ってる人が少ない。
(わたしよりひと回り先輩)
内山亜紀が本名で描いてたとかかな。
逆にレモピーでデビューしてるのに、マイナー誌ゆえそれをデビュー作としてカウントしてない作家さんもいます。
レモピーのライバル誌だった、漫画ブリッコでデビューしたマンガ家さんも然り。
わたしの師匠は、講談社のアフタヌーンで四季大賞を受賞してそままデビューしてますが、実はそれ以前に、別名義で漫画ブリッコに描いてた経緯がありました。
師匠の場合、どっちをデビュー作とするのか本人に聞かないことにはわかりません。
師匠の場合、本名である四季大賞のほうかな?
『強殖装甲ガイバー』の高屋良樹も、レモピーに描いてたちみもりをとは別人というテイですしね。
(念のためWikipedia見たら、ちみもりをは旧ペンネームでレモピーでデビューになってました。いいのかな?)
でもまあ、作家さんそれぞれということで良いんじゃないでしょうかね。
岡崎京子は漫画ブリッコの頃から、岡崎京子のままだし。師匠の友人の外薗昌也さんはチャンピオンデビューですがブリッコにも描いてましたね。名義そのままで。
「外薗」の「薗」だけ、「園」から途中変わりました。
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