第16話アパート暮らし

 新居は三つの沿線が乗り入れている駅に借りる事となった。私は着の身着のままで家を出た。彼女も後を追うように出てきてくれた。彼女は元旦那から200万近くふんだくってきてくれた。おかげで住む所は確保できた。私は早速、仕事を探した。実家にはまだこれからの子供達が残っていたからだ。市場の運転手に雇って貰えた。休事無く昼夜働いた。

 3ヶ月過ぎた頃異変が訪れた。

 片耳が突如聞こえなくなったのだ。

 突発性難聴だった。知識の無い私はステロイド治療を1日受けなかった。次の日入院しかし遅かった。突発性難聴はいかに早くステロイド治療をするかで決まるのだった。

 これで片耳の聴力を無くした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る