白銀ギャルは俺にしか興味がないようです
桜井正宗
銀髪美少女ギャル
人生は分からないものだ。
今、俺の隣には銀髪美少女ギャルの『
どうしてこうなった。
◇◆◇
高校二年に上がってから、俺はぼっちの不登校気味に
授業にもついていけず、屋上で過ごす日々。ゲームをして時間を潰していた。
そんなある日、屋上を去ろうと扉へ向かうとその
ありえないほど美しい銀髪。人間離れしている。瞳は大きくエメラルドグリーンで輝いている。
「あれぇ。
「……えっ」
突然、名前を呼ばれて俺はドキッとした。心臓飛び出るかと思ったよ。てか、なんで俺の名前知ってるのー!
「いつも授業サボってるよね。でも分かるわぁ~! その気持ち。あたしももう面倒でさー。屋上で何してたの?」
「ゲ、ゲームだけど……」
「なんのゲーム?」
「スマホ版のMMORPGだよ。『
「マジィ!? あたしもやってるわぁ! 偶然だね。一緒にやろっか」
「え!? 清瑞さんもやってたんだ。意外すぎる」
「ゲームとかアニメとか色々好きだよ~」
これはビックリ。まさかこんなギャル全振りの清瑞にそんな趣味があるなんて……。陰の者とは接点なんて無さそうに思えたものだけど、でも、俺なんかを相手してくれている。実は良い人なのかも。
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