第1話への応援コメント
世界に傷痕を残そうと行動をするふたりのなかに、たしかに自分を見たような気がしました。本質から目を背けて生きること、直視して訴えかければ変人として見られるかもしれないから、多くの人が背けるふりをしている。そんななか一歩を踏み出したことが、なんというか、儚いように感じました。
余韻の残るような終わり方も好きです。いい作品でした。
作者からの返信
新代様!ご感想ありがとうございます!
作品を書かれる方というのは私も含め、多かれ少なかれ世界に自分を刻み込もうとしているものなのでは、なんて思っています。ですので、その点においてちょっと通じるものがあるのかもしれません。
儚いと言って頂けたこと、本当に嬉しいです。本当に報われます。
終わり方をお褒めいただけたのも嬉しいです。最後の部分はかなり力を入れて描いた部分ですので、そこをお褒め頂けたのは本当に光栄です。
この度はお読みいただき、誠にありがとうございました
第1話への応援コメント
読了しました。
息を詰めるような思いで読みました。なぜなら、そこにはわたしがいたから。この世に何かしらの爪痕を刻み込みたくて、文章を綴る自分がいたから。その方法がちょっと違っただけ。
とはいえ、わたしは彼女たちの方法を理解も賛美も出来ません。また、彼女たちほどこの世界に絶望しきってもいません。
それでも。
このままでは、わたしはこの世界に埋もれて消え去られるだけになってしまう。その煮詰まるような焦燥感。
そこには共鳴せざるを得ないのです。
危険な小説だと思いましたが、今までの間川さまの作品で、一番万人に、というか一凡人であるわたしに、染み入る作品であると存じます。
ともあれ、わたしはこれを読んでしまいました。さあどうしましょう。
作者からの返信
つるよしの様。
このように素敵なご感想を頂戴してしまい、歓喜に堪えません。言葉を失ってしまうぐらいに嬉しいです。本作は、コメントの方でも述べさせていただきましたが、本当に精魂込めて、昔の己を刻み込むように、推敲に推敲を重ねて編みあげた非常に思い入れ深い作品です。それをこの様にお褒めいただけるのは、本当に光栄です。
私は、彼女達の思いも、一方で彼女達に向けられる社会の目も少なからず理解しているつもりであります。ただ、誰にとっての不条理かをテーマにしながらも、一方で共感はなさらずとも、共鳴はして頂けるような、そんな思いも抱けるような作品を目ざしたつもりでしたので、そう言って頂けた事、本当に嬉しいです。本当に、努力が報われた気がします。
重ね重ねになりますが、お読み頂き本当にありがとうございました
第1話への応援コメント
区切られた世界以外にもそれぞれの世界があって、その世界は必ずしも幸せなものではなく
息苦しいと感じる人間もいて
じゃあ、どうすればいいのか。
破壊すればいい。
非常にシンプルな結論ですね
生きた証を残したいというのも。
良いとか悪いとかよりも、そういう考え方もあるのは事実ですもんね。
二度、三度読むとまた別の感想が生まれてくる作品だと感じました
作者からの返信
ご感想、本当にありがとうございます。確かにそう言う側面はあるのかな、と個人的には思っております。
また別の感想が生まれうる作品とのこと、本当に嬉しいです。そのような作品を目ざしたので、感慨も一塩です。本当にありがとうございます。
重ね重ねになりますが、お読み頂き本当にありがとうございました。
第1話への応援コメント
「人の手って暖かいんだね。知らなかった。」
この一言に、ある種の凄味と悲劇性を感じます。
人間は、世界の全てを知ることなんてできない。限られた経験から世界を作り上げ、余った隙間を常識で埋めて、世界観を作り上げる。この歪さが、不条理の源泉かもしれません。
世界の全てを知ることなんてできないけど、世界に生きた証は残したい。どうせ生まれてきたのなら。
多かれ少なかれ、彼女たちと同じようなメンタルを持ちながら、社会に属する者として、彼女たちの振るまいを否定しなければならない我々とは、いったい何なのか。
奥も闇も深い、良い狂気の物語です。
作者からの返信
ご感想、誠にありがとうございます。本当に読み込んでいただいた感想を頂戴し、この感激を何と言い表したらいいものか、自分の語彙の貧困さが恨まれるほどです。本当に、過分なお褒めの言葉に恐懼にたえないです。ここまで読み込んでくださって、感謝の念しかありません。
お読みいただき、本当にありがとうございました。
第1話への応援コメント
面白かったです。
日本は民法上、監護権や懲戒権の解釈により親が子に振るう暴力を半ば合法、グレーにしている実情があります。
※懲戒権については平成23年に「子の利益のため」という文言が追加された。
で、懲戒権の懲戒方法については新版注釈民法に以下の通りあります。
「懲戒のためには、しかる・なぐる・ひねる・しばる・押入れに入れる・蔵に入れる・禁食せしめるなど適宣の手段を用いてよいであろう(以下、省略)」
いやーキッツイ世界ですわ。
ただ 2012年にこどもから親への親権の停止ができるように法改正ありました!
希望はある!
あるけどめちゃくちゃめんどくさくてややこしい……
美しくもないし……
そんなんで、この話の哀しさや美しさと、どうやって対抗すればいいのかな、なんてことを考えてしまいました。
作者からの返信
お読み頂き本当にありがとうございます!
懲戒権!小耳には挟んだことがあります…!本当に色々考えさせられる制度です…。
そのお言葉だけで、本当に天にも登りそうな心地です。色々考えて書いた甲斐があったと、心から安堵しております。本当に報われるような思いです。
重ね重ねになりますが、お読み頂き本当にありがとうございました。
第1話への応援コメント
こんばんは、感想欲しい人あつまれの企画からきました。
ジャンルがホラーだけども序盤はそれらしいものはなく、むしろ少女2人のリアルで鮮烈な心境が書かれていたので『ここからどうなっていくんだろう?』とワクワクしながら読ませて貰いました。
そして中盤以降で不条理の意味がよくわかりました。なぜ愛おしい存在がいたにも関わらず、そして絆を実感したにも関わらず…とやるせない気持ちになりました。
ただ、やるせないと思えたと言うことはそれだけこの作品に引き込まれていたということなので作品としての出来は良かったです!
作者からの返信
ご感想、誠にありがとうございます!本作はかなり力を入れて描いた作品ですので、そう言って頂けると本当に嬉しいです!こうしたご感想をいだだけると本当に報われた気になります。重ね重ね、お読み頂き本当にありがとうございました
第1話への応援コメント
間川 レイさま、「不条理の里」へのご寄稿、ありがとうございます。どぎつい衝撃作でした。
健全な見方をすれば、ふたりには破壊とは逆の、わずかでも良いから世界を正して行こうとする道もあったはずですが、それができないほど絶望は深く、個人は非力で、また地道な善行では彼女たちの存在証明とはなり得なかったのでしょうね。
テロは疎外された弱者に残された強者への最後の抗議手段です。ですが、今、ふたりの横をすれ違ったひとりの他人、これから犠牲になって行く多くの見知らぬ人々も、ひとり残らず疎外されながら自己の生きる証しをひそかに願う存在である点に、ふたりの自己矛盾と世界の不条理があるような気がします。
迫真的な真実味に刺されますが、読物としては「地声」が出過ぎているようにも…
作者からの返信
丁寧なご感想誠に有難うございます!非常に読み込んでいただき大変嬉しいです。
地声……。確かにそうかもしれません。耳に痛いです。こうした点については精進していきたいと思います