第34話

「決勝戦、絶対勝ちますから!先生!」

「お、おう!お前達なら絶対優勝できるぞ!」


いやぁ…マジでここまで来れちゃったよ…

絶対優勝出来るとか言っちまったよ!


くそぅ!無責任な事言うんじゃ無かった!


ーーー


本当に勝っちゃったぁ…

やばすぎるだろあいつら…


「アイダ先生!一年生を優勝させたその秘訣を是非教えて下さい!」

「いや、彼らが強かっただけですよ、私は何もしてません。」


なんせ適当な教え方しかしてないからな!

全部スキルのお陰だぞ!


因みに決勝戦までは一回戦で二年生の3位と対決、普通に勝った、二回戦は三年生の2位と対決、勝った。


そして肝心の決勝戦は一年生の2位と対決、また茜が相手のエースをボコって終わった


…あれぇ!?

三年生1位のクラス負けとるやんけ! 


エース君強すぎるじゃろ!?

どうなってんだマジで!


一年生が優勝するだけでも大番狂わせ何だろ!?

なのに決勝戦一年生のクラスだけって…!


一体どうなってるんだ…?

その強さの秘訣を教えて貰おう!


って事でエース君捜索だぁ!


ーーー


お!エース君居たー!


「やぁ、ロディ君。」

「…!8組の先生!」


名前で呼んでくれねぇかな!?

先生悲しいぞ!…キモいなこれ


「おう…俺の名前は相田だぞ…」

「あ…すみません、アイダ先生…」


「いや、こっちこそすまないね、別に怒った訳じゃないんだ。」

「あはは…所で先生はどうしてここに?」


あらぁ?ロディ君そうとう物腰柔らか

あんだけ強いんだからもっと傲慢だと思ってたわ…


「いや、君の強さの秘訣が知りたくってね、君を探してたのさ。」

「私を…ですか?」


「いやなに、君は三年生最強のクラスを下したんだそりゃあその強さの秘訣は気になるだろう?」

「でも、あなた方はもっと強い、私なんて気にしなくて良いのに。」 


はぁ?何いってんだお前?


「そんな事は無い!だって茜以外君には敵わなかったじゃないか!」

「でも、アカネさんは私を倒しました、だから、私なんて…」


「いやいや、君のクラスを見る限りちゃんと教導系のスキルを使えば茜より強くなるよ、君。」

「!?本当ですか!」


「おおう、本当だけど…」

「お願いします!私を強くしてください!」


え?これ俺が教わるんじゃなくて

俺が教える感じ?


…マジかよ!



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