第23話
いやー、ここが獣王国の都市かぁ!
中々独特なデザインの建物だなぁ…
もしかして獣人が暮らしやすいようなデザインなのかなぁ…
いやー、これは観光しがいが有りそうだぞ!
「貴様!人間だな!私と勝負しろ!貴様のような
軟弱者の居場所は無いと教えてやる!」
邪魔☆
「ぐはぁぁぁぁ!!!」
えっ、死んでないよね?
もしかしてこいつら関所の獣人より弱い…?
えぇ…アイツめっちゃ弱かったからみんなアイツ位だと思ってた…
次からもっと手加減しないと…
ーーー
だぁぁぁぁ!!!
何で歩いてるだけでこんなに絡まれるんだぁぁ!!
戦え戦えうるせぇよ!!
「貴様がこの国に入ってきた人間か!吾輩と戦え!
人間との力の違い、見せつけてくれるわ!」
うぜぇぇぇ!!ぶちのめしてやらぁぁ!!
ーーー
「なぁ、茜はどうしてこうなったと思う?」
「先輩が『私を倒してみろ!』を全部返り討ちにしたからッスかね?」
だよね。
「貴様ら!獣王様の御膳でそのような言葉遣いをを!無礼であるぞ!」
そもそも何で獣王と俺が会う事になってんだよ…
俺はただ観光してただけだぞ
…ちょっと暴れたけど。
「くくく…貴様らが十牙将を倒したという人間か…
面白い、我と戦え!その強さ我が試してやろう!」
わー!面倒くさ…
でもやらない方が面倒そうだし戦かってやるよ…
ーーー
はい、一撃。
獣王がそれで良いのか?
あれ?もしかして…獣人、名前の割に弱い?
いや、獣王だってただの女王で戦士じゃないから…
「くっ…この国最強の我が負けるとは…流石は勇者と言ったところか。」
「えぇ…このステータスがドラゴン級の先輩と一緒にしないで欲しいッス…」
「なっ…!、二人共勇者だと言うのか!?」
「えっ、そっちは知らなかったの?」
「むぅ…我が国に聖剣は一本のみ、二人目の勇者となればエルフの世界樹に往かねば…」
「あ、聖剣は一本は俺が持ってるので茜に聖剣上げて下さい。」
「何故もう世界樹の聖剣を持っているのだ!?」
「いや…先に世界樹行ったんで…」
「むぅ…分かった、聖剣はそなた等へ渡そう、だが我々もその聖剣の力は知らぬ、すまんな。」
えぇ…こっちの聖剣も能力が分からんのか…
鑑定できるアイテムのあてなんて…あるわ!
そういや俺が追放された原因はあの魔道具に鑑定されたからじゃん!
よし!じゃあ早速帰って鑑定するか!
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