第22話



さて、今回の観光で分かった事が二つ、一つは女王の言ってた強大な魔物をワンパンできる事。


つまりは強大な魔物がわらわら居るから立ち入れない場所も観光の候補地に入る、と言うことだ。


もう一つは称号の勇者は飾りでは無かった、と言うことだ。


というのもあの樹、やっぱり世界樹だったんだが…

世界樹に安置されている聖剣を俺は抜けた。


めっちゃ驚かれたよ、貴方が伝説の勇者様だったのですかーって。


ちなみに聖剣の能力は分からん、分かるのはすごく頑丈だって事ぐらいだ。


聖剣気になるし鑑定できるアイテム探して見よっかなぁ…


ーーー


「エルフの里も行ったし、次はどこに行きたい?」

「うーん、やっぱり獣人も気になるッスね!」


獣人かぁ、獣人の国とかあるのかな?

うーん、とりあえず王都のギルマスに聞いてみるか


ーーー


何か久々に王都まで戻って来たな…

実際は一週間位しかここを離れて無かったのにな…


「おーい、ギルマスー何処だー?」

「あーはいはい、今度はなんだいアイダ君。」

「獣人に会う方法を教えてくれ。」


「獣人?それならアドラ獣王国に行けば良いんじゃ無いかな?」

「アドラ獣王国?分かった!行ってくる!」

「いや、ちょっ…まっ。」


ーーー


いやー、獣王国の場所聞いて無かったから迷子になりかけたけど何とか着いたな…


「おい人間、身分証を出せ。」

「あ、はい。」


なんでこの獣人は偉そうなの?

まぁ、職務に忠実なだけ…かな?


「よし、じゃあ通行料金貨5枚だ、出せ。」

「え?通行料高くない?」

「俺に意見したいなら、俺を倒して見ることだな、まぁお前人間には不可能だろうがな!」


「え?倒したら入れてくれるの?」

「は?俺を倒すつもりか?良いだろう種族の違いを教えてやる!」


ーーー


あの後茜と一緒に関所の中に連れて行かれてあの獣人と戦うことになった。


手加減しても一撃だった…

獣人弱くね?ギルマスの方が強いぞ?


それとアイツを倒したら本当に許可書をくれた

脳筋すぎるだろ…


まぁ、これで獣王国に入れた事だし観光しますか!

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