第14話
英雄降ろしによって強化された肉体から繰り出された一撃はミノタウロスをまるでスーパーボールのように吹き飛ばした
そしてミノタウロスはそのまま動かなくなり、粒子になって、消えていった。
ーーー
うそーん…茜、お前そんなに強かったんだな…
苦戦しない程度の強さかと思ったら一撃か…
「な?弱かったろ?」
「ミノタウロスって本当に弱かったんスね。」
「だろ?ミノタウロスはやっぱり弱かった!よし、次の階にさっさと行こうぜ。」
「ミノタウロスの実力を見抜けなかったのは何気に悔しいッスね。」
「別にそんなこと気にしなくて良いだろ…」
ーーー
何も無いまま九階層まで来てしまった…
いや、ここまでの敵全員ミノタウロスより弱いから俺の攻撃でも一撃なんだよ!
「なぁ、ここまであまりにも歯応えが無いから次のボス戦は俺に任せてくれないか?」
「えー?私だって歯応えなかったんスけどー」
「お前は前回ミノタウロスを倒しただろ!」
「あれ一撃じゃないッスか!」
「頼む!俺にやらせてくれ!」
「えー?なんでそこまでして次のボスを倒そうとするんスか?」
「いや…ジョブの力、気になるじゃん?」
「いや先輩『俺のジョブは無職だ。』って言ってたじゃないッスか!」
「残念!俺はもう剣士だ!無職じゃねぇ!だから頼む!なんでもするから!」
「ふーん?なんでもッスか、言質は取ったから覚悟するッスよ。」
やばい…
何か言ってはならない事を言った気がする!
でもボスとは戦えるしいっか!
ーーー
ゆったりと開く扉、その先に眠るは不死の王リッチ
扉が開ききると同時に召喚される不死の軍勢。
多くの敵を相手取らなけばならない状況である
この状況を…
一撃にして大将の首を取ることにより、解決した。
ーーー
えぇ…ジョブ、強すぎじゃね?
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