第7話

うへぇ…疲れた。

何故かゴブリンの巣を探すだけの筈がやたらと強い

ゴブリンキングと戦うハメになったし…


ようやくギルドに帰ってきたぁ…


「あのぉ…」

「ど、どれ位の量の魔石を…」

「あ、7袋とゴブリンキングの魔石一つです。」

「ぴぃ…」


あ、また気絶した。

まぁ、今回のは故意なんですけどね!


でもどれ位の量かは絶対報告しなきゃいけないから不可抗力でもあるんだよなぁ…


「遅いよ、所でゴブリンの巣は見つかったかい?」

「見つかりましたよ、ついでに巣にいたゴブリンを結構殺しました、まだ残ってると思うので巣の探索はしたほうが良いと思いますけど。」

「え?結構って…ゴブリンキングより明らかに大きな魔石あるんだけど…」

「これはちょっと大きなゴブリンキングの魔石です

誰が何と言おうとゴブリンキングの魔石です。」

「いや、どう見ても新種のゴブリン…」

「ゴブリンキングです。」 

「ええい、もうそれで良いよ!」


言い方に機嫌を悪くしたのか、拗ねるギルマス。


「拗ねてないで下さいよギルマス…」

「つーん。」

「わかりましたよ!"お願い"、一つだけ聞いてあげますから!」

「!本当かい!?それじゃあ昇格試験を受けて欲しいんだけど…」

「え?良いですけど…なんで?」

「いや、君試験を面倒くさがってずっと昇格しなさそうだし…」

「あー、しそう。」

「だろう!君ほどの実力者を捨て置いてはギルドマスターの名が廃るってものさ!」


うーん、やるって言っちゃったけど面倒くさくなって来たな…


サボろっかなぁ。


「あ、もしサボったら罰則で金貨一枚ね。」

「絶対にサボりません!」


金貨一枚!?払えんわ!

くそぅ、絶対サボれなくなった…


行くしかないかあ…





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