『メタボ星人の逆襲』
やましん(テンパー)
第1話 『メタボ星人の逆襲』
『これは、純粋、でたらめな、フィクションです。実在の地名や人名があっても、現実とは、無関係です。』
1947年7月に、アメリカ国、ロズウェルで起こった、宇宙船の墜落事故は、故意に起こされた事故で、地球人陽動作戦だったのです。
同年の始め頃、メタボ星人の使者は、堂々と国防総省を訪れていたのでありました。
そこで、同国大統領、国防相、国連事務総長、ソビエト大使、イギリス大使、フランス大使などと、秘密会談に臨んだのです。
彼らの要求は、地球の半植民地化と、さまざまな科学実験の協力要請、見返りの提供、資源や食糧の提供など、多岐にわたりました。
もし、地球側が要求を飲まないならば、武力占領するというのです。
彼らは、そのための資料として、隕石と、宇宙船一個を、わざと落としてやるから、よく検討しろと、提案しました。
シホテアリニ隕石は、その直後に落下し、やがて、ロズウェル事件が発生したのです。
当局の対応は、いくらか、現場と中央でうまく連携できなかった部分があったものの、大体は、計画に沿ったものでした。
地球側は、もし、要求を拒絶したら、地球人に未来はないと、認識したのです。
とはいえ、一般に知らしめるには、時間が
掛かるだろうと、メタボ星人に伝え、その上で、地球植民地化の段取りを協議したのです。
ところで、彼らが言うところでは、メタボ星人の本拠地は、かつて火星にありました。
火星は、30億年以上前には、地球と同じような環境にありました。
そこでは、非常に高度な文明が栄え、メタボ星人は、火星人に同様の提案を行ったのです。
しかし、火星は拒否し、徹底抗戦しました。
メタボ星人は、やむなく、火星文明を環境ごと破壊し、今のような、荒れ果てた世界に変えたのだと言うのです。
いま、地球の文明が、丁度良い時期になったのだ、と。
そうして、それらの証拠となる、沢山の資料を、地球側に提示しました。
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続く………
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