第4話 フリーターへの不安と王の反応
「なんじゃ、フリーター?」
「聞いたこともない職業ですね。」
「それにアイテムリスト。アイテムBOXと同じと考えるといいスキルですが・・・。」
「商人に劣るんでは・・・。」
自分でもなんだが、これはないなあ。
「ははは!フリーターってギャグかよ!」
「ん、タクヤどのは知っておるのか?」
「ああ、無職より上ってことだな、つまり使えねえってことだ!」
「なんですと!」
ああ、ますます厄介なことに・・・。
「ゴホン、ともかく今日のところは疲れたであろう。晩餐ののち、部屋で休まれよ。」
「では、これから皆様を食堂にお連れしますのでこちらへついてきてください。」
高校生3人組はウキウキしつつ、案内してくれる兵士についていく。その後ろをスミレとともについていく。
「先輩大丈夫ですか。」
「ん、ああ、大丈夫だ。ある程度は予想してた。が、多分この後何かあるだろうなあ。」
そうこうしているうちに食堂につき、食事が始まる。
だが、これからのことを考えるとまるで食事が楽しめなかった。
‐王と宰相‐
召喚の間より、まっすぐに王の執務室に入った王と宰相。
「有能な職業が4人、そして、ゴミが一つか。どうするか。」
「4人については高待遇でもてなしましょう。後のゴミは後で部屋に案内する時にこちらに連れてきてみましょうか。」
「あのゴミには親しくしている者がいるようだが?」
「殺すのはリスクが高すぎるものと思われます。なので多少の援助をしたのち、城からでていかせましょう。」
「貴重な聖女に反抗されてはこまるからのお。」
「では、そのように手配させます。」
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