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  • 最後まで興味深く拝読しました。

    小公女のヒロインの無意識な傲慢さを本来は悪役であるラヴィニアが一番理解しているという描写が傑出していますね。

    ただ、当のサァラ本人は婚約者に去られてもさほど痛手を感じておらず、彼女にとっては元から自分に忠誠を尽くしてくれる同性の友人(何となく同性愛的な思慕にも見えますね)たちの方が遥かに大事であり、自分の引き取った孤児たちとの触れ合いに充足している。

    結局は一番苦しみ続けるのはサァラを捨て去ったはずの婚約者という皮肉に一捻りした味わいがあります。

    「ざまぁ」というタグはサァラよりは婚約者の彼にこそ相応しいですね。

    作者からの返信

    感想ありがとうこございます(゚゚)(。。)ペコッ
    「ざまぁ」タグはまあ確かに彼宛です。基本的に婚約破棄してきた男にざまあする、というネタ出し二十六番大喜利を元にしたものですので。

    小公女はバーネットの有名な三作の中でも、大人になって読めば読むほど、最もヒロインの傲慢さとか無意識な階級感が出ているな、と思った次第です。もしくはサイコパス。
    メイドや家政婦等出てくる秘密の花園ですら、階級差はあっても友情はそれなりにあるよね、と思えるのに。

    ラヴィニアは今だったら「流行の」悪役令嬢の位置に当てました。実は俯瞰しているという。
    昔の少女小説等のその後は考えるとなかなか面白いです。ハイジでもやりましたので宜しかったらどうぞ。