捨てたい時と捨てたくない時 2022.6.4

 私はとても沢山ものを持っている。

 洋服や書籍や文房具。

 紙類が好きだから千代紙や折り紙など細々なものも沢山。

 家にある荷物を外に出したらっという間にリビングは私の持ち物でいっぱいになって足の踏み場がないだろう。

 お気に入りの形のものが出ると色違いで欲しくなる。洋服もそうだけど、ペン類は一本を選べない。すぐさま全色セットを買ってしまう。

 

 そんな私には突然断捨離期がやってくる。

 家の掃除をしている時。突然家の全ての整理をしたくなる。

 ただ私は荷物が多いことを悲観的に見ているわけではない。捨てなきゃと思っているわけではない。

 家中が宝物で溢れているというだけで心がとても落ち着くのだ。

 自分なりのルールに従って定位置に存在しているものものを等しく愛している。


 だから断捨離期は十分満たされた際に出るのだと思う。

 使っていないものを捨てることは勿体無いことかもしれないが、私と私の家のものはそこで役目を果たしたんだと思う。


 何かを捨てる時には必ず塩を振ってから捨てる。

 今まで私を愛してくれてありがとう。

 そう言葉にしてから捨てている。


 そして残すと決めた子たちには、これからもよろしくと挨拶をする。

 もう要らないとただ捨てるだけでは申し訳ないとおもうのだ。

 

 捨てたいと思うとき。捨てたくないと思うとき。

 そういう想いは大事にしようと決めているのだ。


 私の家にいるものたち、今日も一日ありがとう。

 


 

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