書くのを諦めるという事

  大げさなタイトルで申し訳ないです。

 ただ、近況ノートなどで色々な作者さんが道半ばにそう言って消えていく。あるいは何の前触れもなくアカウントがなくなっている。そんな事って少なからずありますよね。もっとも他サイトさんでもきっと起こり得るのでしょうが、私はそれを認識しておりません。

 個人的には勿体無いなって思ってはいますけど、そればかりは当人が決める事であって、他者があれこれと評していい事ではありません。

 ただ、その作者さんが好きだった人の思いを馳せるに「保存しておけばよかった」「頼む帰ってきてくれ」。それに尽きるのではないでしょうか。


 「筆を折る」と言うのはつまり「書く事をやめる」。

 私はその、やめてしまう行為の表し方自体が気になりました。

 では現代におけるその表現は何ぞやと。一部の方を除いて今の作者さんは恐らく筆などは持っていても使ってはいませんよね。かく言う私もそうです。


 そこで考えてみたのは。

 「スマホを真っ二つにする」または「パソコンを再起不能にする」。

 ぞっとしませんか? 筆を折ると言う事はもはや何もできない。そうなるとそれに値するスマホやパソコンは二度と使えないポジションと成り得ます。

 ただしそれぞれの価格や価値などは考慮に入れないものとしますよ。


 それをかんがみるに、筆を折るという行為はまさに死に行く物の覚悟が色濃く見受けられます。だって、スマホやパソコンが使えなくなったら生活自体が危ういですよね?

 つまりはそういう事なのです。確実に違うと思います。

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