【第39話】油断
アルヴィース号が戦闘態勢を整える、その少し前――。
「艦長。敵艦とおぼしき光を発見! 数は七。『壁』に沿った航路を巡航速度で航行中のようです!」
「ようやく見つけたのね……っ!」
観測士からの報告を受けてアンジェリカが艦長席から立ち上がった。
「フランシス殿の助言が無ければ、こうも簡単に見つけることはできなかったでしょう。改めて感謝ですね」
アンジェリカは老将の言葉を思い出す。
『索敵というのは敵と我との化かし合い。かくれんぼのようなもの。見えない敵を見つけるために必要なのは発想の転換です』
『発想の転換――』
『そう。例え姿が見えなくとも存在しない訳ではない。宇宙を征くために必要なものは山ほどある。艦の質量、熱、粒子の動き――もっとも分かりやすいのは噴射光でしょうな』
『なるほど……! 宇宙艦が航行する際に必ず発生するノズルからの光。それを隠すことは難しい……!』
『一隻程度なら星の光に紛れて見つからないことはあるでしょう。しかし同じ方向に、同じ速度で移動している光点を見つけることが出来れば――』
『レーダーに移らなくても、光学的に見つけることはできる、ということですね。すぐにやってみましょう!』
「さすが老将と言うべきでしょうか。マニュアルには無い戦場での知恵に長けた方だ」
自分には無い『経験』という武器を持つ老将に素直に感心しながら、アンジェリカはブリッジクルーに対して矢継ぎ早に指示を出した。
「艦隊を三つに分ける! 本隊は『アルフォンス』の他、高速巡洋艦一隻、駆逐艦四隻。天底、天頂方向から挟撃する部隊に駆逐艦四隻、残り部隊は後方に伏せておく。挟撃する部隊は恐らく空振りに終わるだろうが、その場合は背後を扼せ。本隊と挟撃部隊で追い込みを掛ける。キルゾーンに到達した後は半包囲して一気に敵を殲滅するぞ。ウルハ!」
「はっ!」
「貴女には後方で伏せておく軽空母の指揮を任せます。空間騎兵が必要になったとき、改めて指示を出すからそのつもりで」
「はっ。私たちは皆、アンジェリカ様が征く道の露払いができることを誇りに思っております。必ずや武勲をあげてみせましょう!」
「ええ。頼りにしているわ」
「はっ!」
信頼に満ちた表情を浮かべて敬礼する副官に微笑みを返しながら、アンジェリカは艦橋のメインモニターを睨み付けた。
「各員戦闘配置! 目標の抵抗力を削いだ後は白兵戦に移行します! 皆、そのつもりで準備しておきなさい!」
///
「天底、天頂からの部隊、合流して後ろから追いかけてきてるニャ! それと前方の艦隊はじりじり後退してるのニャ! このままだとずーっと挟み撃ちされた状態になるニャー!」
「焦るなミミ! 敵の攻撃はアルヴィース号に対して有効なダメージを与えていない。結界を維持していれば大丈夫だ」
「そ、そうだニャ。アルヴィース号は強いのニャ!」
「でも今のまま相対距離を維持されたままじゃ、無駄に時間を稼がれてジリ貧になる」
「前方の部隊にドローンを突っ込ませて突破口を作るのが一番だけど、後方も鬱陶しいんだよねー」
「ん。前はマーニがする。後ろはお姉ちゃんにお願いする」
「りょーかい。ジャック様、ドローン出すよー?」
「ああ、頼む」
「了解」
「あいあいー」
端末を操作する二人の周囲にホロウィンドウが展開され、それぞれが担当するドローンのステータスが表示される。
「
「うん、こっちもOKだよー!」
「ドローン展開開始」
「ヨーソロー!」
マーニの合図と共に、アルヴィース号に随伴航行していたドローンが宇宙空間を斬り裂くように飛び出していった。
エンジンノズルから青白い噴射光を放つドローンは、無人機だから可能な圧倒的な速度で敵との距離を詰めていく。
「さぁてここからはソールの腕の見せ所ぉ! 行くよ、スーリヤ、スリス、サウレ!」
「こっちも負けてられない。ヒューキ、ビリュー、ヴィズ。発進」
二人の元女神は、ホロウィンドウに次々と表示される情報を読み解きながらドローンの管制に集中する。
「よし。俺たちはドローンの後を追って前方に展開する艦を撃破する。その後は敵本隊の動きに合わせて動くから、みんなそのつもりで居てくれ」
//
「閣下。ストロング・ザ・ビッグ・ドレイク、出撃準備整いました」
「うむ。アンジェリカ嬢の動きはどうだ?」
「順調にいけばそろそろ会敵する頃かと。確か、戦端が開かれた後で我らに連絡を寄越すという約束でしたな」
「まぁしばらくは来ないだろうて」
「やはり、ですか」
「アンジェリカ嬢はどうやら我が愛息に並々ならぬ執心があるらしい。自らの手で討ちたいのであれば、会敵の報告をギリギリまで遅らせるのは当然であろう」
「それほどまでにジャック様に執心されているのですか」
「仕方ない、と言えば仕方なかろう。同じ艦に乗った仲間の大半を失ったのだ。しかも自分が艦長をしていたのであれば、後悔と責任に押し潰されるのは当然のこと。その矛先がジャックに向くのもこれまた至極当然と言える。だが――」
「戦場では良くあること。その都度、敵に執着するようでは、将官としては下の下ではありませんか」
歴戦の勇士であるドーベルの辛い評価に、フランシスは思わず苦笑を漏らした。
「貴様の言葉も正論ではあるがな。若者にとって初めての経験というものは良きにつけ悪しきにつけ、執着が芽生えるものであろうよ」
「ふむ……確かに私も初めての女性のことは今でも覚えておりますな」
「そういうことだ。ところでその初めての女性のことを詳しく――」
「我が妻のことですが……ご興味がおありで?」
「ああ、奥方のことであったか。興味が失せたわ」
「閣下と違って私は一筋ですからな」
「長年支えてくれた副官に強弁しても意味は無いのぉ」
「おおよそのことは記憶しておりますからな」
「むぅ。やりづらいものよ」
苦笑交じりに雑談を交わす二人の下に、通信士からの報告が届く。
その通信文はアンジェリカからのものだった。
「おお、ようやく事態が動いたようだな。通信士、この文はそのまま本隊旗艦に送ってやれ」
「アイ・サー」
「閣下。我らは先行しますか?」
「いや。先行なんぞしようものなら頭の悪いガキ大将が後ろでギャースカ喚くであろうよ。我らは本隊の後ろをのんびりとついていけば良い」
「ジャック様との喧嘩はやめるのですか?」
「まさか。のんびりしていたとしても、我が息子がガキ大将に負けるはずはなかろう。それにジャックとて正規軍との艦隊戦は初めてだろう。先に慣れておいてもらったほうが食い出があるというものよ」
「やれやれ。ジャック様には心から同情しますな。閣下の戦狂いに付き合わされて――」
「強き者との戦というのは、男の……いやさ戦士の本能のようなもの。それは愛する息子も分かっていようて」
「それもそうですな」
//
「ふぇーっくしょん!」
「あわわっ、ご主人様、もしかしてお風邪ですかっ!?」
「ふーっ、ズズッ……寒気はするけど、風邪じゃないと思う。誰かがろくでもない噂でもしてるんじゃないかな」
刻一刻と変化する戦況が映し出されたメインモニターは凝視しながら、溢れ出した鼻水を啜る。
モニターには俺とマーニが真心籠めて建造した戦闘用小型ドローンの勇姿が映し出されていた。
エーテルジェネレータから惜しげもなく供給される大出力のエネルギーを、三角錐の各辺に備え付けられた二連装カノンが途切れなく発射し、その眩い光線が漆黒の宇宙を疾走し、敵艦隊にダメージを与える。
その姿に満足しながらも、やけに被弾が多いことに気付いた。
「うーん、機動力をアップしたつもりだったけど、もしかして艦全体の強度が足りなくて全力が出せてないっぽい……? もしかして計算ミス?」
「新しく装備したフライホイールが計算した以上の効果を発揮して、想定以上に出力がアップしてる。そのせいで慣性制御に不規則なラグが発生してるから、艦体制御にムラが出てる」
「なるほど。そのせいで無駄な被弾が増えてるって訳か。……こういうのを見るとチート能力も考え物だなぁ」
調子に乗って新開発した機能を投入したのだが、そのせいでドローンが全力を出せないでいるってのは、あまりにも本末転倒な話だ。
「今回は充分なテストをしている暇が無かったから仕方ないけど。今後は注意しないとな」
「ん。でも多分大丈夫。
ホログラフで表示された
そのとき、マーニと同じように制御盤を操作していたソールが、苛立たしげな声をあげた。
「んもーっ! 鬱陶しいなぁこいつらぁ!」
まるでテンポの早いピアノ曲でも弾くような指使いで、三隻のドローン艦を同時に操作しているソールの悪態がブリッジに響く。
「どうしたソール?」
「あったと言えばあったというか、今まさにあるんだけど……後方四隻のうち、一隻は中破させたんだけど残りの三隻がしつこくって――」
「リリア、艦尾のガンカメラをモニターに回して」
「はい!」
リリアによってメインモニターにアルヴィース号後方の戦闘状況が映し出された。
「三隻の艦が身を寄せ合って……んっ? なんだあの艦首に展開している魔法陣は」
「あれは多分、軍隊魔術ってやつだと思う。三隻が固まって前面にシールド魔法、魔術? を展開してるんだけど、それがやけに固くて、ドローンの砲撃でも簡単には抜けないんだよぅ」
「そんなに強固な魔術なのか」
ドローンのレーザーカノンは戦艦のバリア程度なら余裕で抜ける火力があるはずだ。
それを防ぐというのであれば、その魔術はかなり強力な魔術と言える。
「このまま攻め続けるけど、撃破するには時間が掛かると思う。ひとまず足止めに徹しておくね」
「ああ。その方針で頼む」
放置しては艦の背後を扼されるのだから、戦力を割いてでも足止めする必要はある。
ソールの判断は正しいが――。
「マーニ! 前方の戦況はどうなってる?」
「お姉ちゃんと似た感じ。決定力に欠けてる」
前方の戦況を映し出すモニターを確認すると、三隻のドローンが高速を活かして敵艦に肉薄するも、艦が展開している魔術陣に阻まれて攻撃が艦体に届いてない。
「軍隊魔術、少し侮っていた」
「反省は後だ。今はとにかく攻撃の手を緩めず、相手の動きを押さえつけてくれ。アルヴィース号の射程に入ればこちらの火力で援護できる」
「ん。了解。相手の後退速度を落とすように動いてみる」
「頼む。――ノート! 今、対応できるか?」
『はいはーい。大丈夫ですの。どうかなさいました?』
「メアリーたち、今はノートの傍に居るよな?」
『今は解呪の真っ最中ですからもちろんいらっしゃいますよー? メアリーさんたちにご用事です? 通信、代わりましょうか?』
「すまんが頼む」
『はーい♪ メアリーさん、ジャック様が用事があるそうでーす』
『私に? なんでしょうか?』
「メアリーに聞きたいことがある。だが答え辛いようであれば拒否してくれて構わない。『古き貴き家門』が使う軍隊魔術のうち、防御魔術の詳細を知りたいんだ」
『詳細、ですか?』
「ああ。どこまでの防御力があるのか。また展開を維持できる時間を教えて欲しい」
『それは――』
メアリーはそこで言葉を句切った。
それも当然だろう。
この質問はメアリーにとって仲間を売ることに等しい。
だが、一呼吸待つ間に決意を固めたのか、メアリーは逡巡した様子を見せながらも俺の質問に答えてくれた。
『軍隊魔術で展開する防御魔術の硬度は参加している艦数によって決まります。一隻で展開した場合でも、巡洋艦クラスの火力は完全にシャットアウトできるでしょう』
「一隻でそれほどの硬度を発揮するのか。じゃあ三隻では?」
『戦艦クラスの主砲を防ぐことが可能です』
「そんなに硬いの……っ!? テラで戦ったときはそこまで強力な防御だとは思わなかったけど……」
『それは貴方の魔術……魔法が強力すぎたからです』
「それは……確かに」
あのとき行使した魔法は『
絶対零度の炎という二律背反の性質を備えた、超威力の攻撃魔法だ。
『ですが防御魔術は通常攻撃への防御に特化するように開発されてきた魔術ですから、『古き貴き家門』にとって未知の技術である魔法攻撃に対しては、そこまで有効な防御力を示すことはできないかもしれません』
「魔法攻撃が有効って訳か……持続時間はどれぐらい?」
『乗艦する魔導師の数や質によって変化しますが、魔術発動から三十分程度は保つと思います』
「分かった。……答えづらいことを言わせた。すまないメアリー」
『いえ。正直、悩みましたが――自分では知り得なかった事実を知った今、私は変わらなければならないと思いました。それは私だけでなく、私と同じように何も知り得なかった『古き貴き家門』の貴族たちも同様に。だから私は――』
私は仲間を売った。その目を覚まさせたいがために――。
言葉を切ったメアリーから聞こえてくる声なき声。
「大丈夫。メアリーの真意はちゃんと伝わっているから安心して。君に後悔はさせない」
『……信じます。いいえ、信じさせてください』
「任せろ」
縋り付くようなメアリーの言葉に俺は短く言葉を返した。
「マーニ、ソール。聞いていたな?」
「ん。相手にとって不足なし。だけど簡単に撃破できないのは痛い」
「計算が狂っちゃったね。くそー」
「まっ、そうそう上手くいかないのが人生ってもんだ」
いくらチート級のスキルを持っていたとしても。
いくらチート級に能力が高かったとしても。
思い通りになることなんて、ほんの一握りの事柄だけだ。
「嘆いていても始まらないのであれば、始めるために
「倒せるのなら倒していいよねー?」
「当然。ガンガンやっちゃって」
「りょーかいでぇ~す!」
「マーニは敵の後退をできるだけ阻んでくれ」
「了解。……転移で距離を詰められれば楽だけど」
「無茶言うな。さすが転移魔法を知られる訳にはいかないだろ」
「ん。仕方ないね。頑張ってみる」
「頼む。エル! もっとスピードを上げられるか?」
「通常のジェネレータの出力じゃこれが限界だよぅ!」
「分かった。ドナ、マギジェネレータへの切り替え、いけるか?」
「可能です!」
「なら切り替えだ。ガンド!」
『おう!』
「敵艦隊に接近したら、戦闘機兵中隊全機発進だ! 今のうちに準備を整えておいてくれ!」
『準備なんざもう終わってらぁ! 出撃命令、待ってんぞ!』
「頼もしいよ。よし、方針は決まった。あとはさっさと片付けて――」
敵本隊をぶっ飛ばそう。
そう言おうとした、そのとき――。
「て、て、敵艦影発見! 距離一〇〇! ジェネレータを切って隕石群の影に隠れてたみたいでレーダーに引っかからなかったみたいニャ!」
「一〇〇っ!? すぐ近くじゃないか!」
「前と後ろに気を取られて気付くのが遅れたのニャ! ご主人様、ごめんなさいニャーッ!」
「謝らなくていい! 艦種と数!」
「巡洋艦が二、駆逐艦サイズが四! あと軽空母らしき艦が一隻ニャ!」
ブリッジにミミの報告が響く。
「敵艦隊、更に接近してくるニャ! 距離七〇!」
「一気に詰めてきた!? さすがに速すぎだろ!」
「敵艦隊、速度そのままで接近ニャ! このままだと全艦、アルヴィース号に衝突しちゃうニャー!」
「くそっ、エル、回避できるか!?」
「な、なんとかやってみる、けど……っ! 厳しいかもー!」
突然の状況の変化。
その対応に追われながら、俺は
(目先の敵に集中しすぎた……っ! くそっ、違法者との実戦でそれなりに経験は積んできたつもりだったが、正規軍との
この状況を招いたのは自分自身の経験の無さ故――。
そんなことは分かっている。
今は後悔をする時間じゃなく、対応する時間だ。
「敵艦隊、更に接近! 次いで軽空母が高熱源体を射出! 多分、空間騎兵が発進したニャ!」
「ガンド!」
『おう! 聞いてたぜ!』
「すぐに戦闘機兵を発進させろ! 敵の空間騎兵をアルヴィース号に近付けさせるな!」
『任せとけ!』
「頼むぞ! ドナ、全クルーに通達! 白兵戦用意! 非戦闘員は食堂に集まって防衛陣地を構築しておけ!」
「は、白兵戦ですかっ!?」
俺の指示を受けてドナが声を震わせる。
「アルヴィース号には通常の火力では歯が立たないことを敵は知っているはずだ。効果があるのは軍隊魔術による攻撃だが、今はマーニの操作するドローンの攻撃を受けて反転攻勢のきっかけは掴めていない。だったらどうすると思う?」
「……直接、乗り込んでくる可能性が高い?」
「そういうことだ。結界魔法があるとは言え、巡洋艦クラスの大質量を完全に防ぎきるのは難しい。しかもあの艦の数が同時に突っ込んでくれば、さすがに結界が保たない。確実に突破されるだろう。準備もなく乗り込まれたらいくらアルヴィース号といえどもタダでは済まない」
「それは、そうですが……」
「大丈夫。無傷という訳にはいかないかもしれないが、俺がみんなを守ってみせるさ」
「……ご主人様を信じます」
俺の言葉に頷きを返したドナが全艦放送で状況を伝えるなか、俺はブリッジの仲間たちに指示を出した。
」
「うー、くそー! ソールもジャック様の手伝いがしたいのにー!」
「前後の艦隊の足止めも必要。だからお姉ちゃんはドローン管制に集中する。きっとジャック様ならなんとかしてくれる」
「それはそうだけどぉ……」
「大丈夫です。ご主人様のことは私がお守りしますから!」
そう言ったのはすでに白兵戦の準備を整えたリリアだった。
メイド服姿のリリアは、俺が使っているのと同型の光子剣を腰に携え、両手にはソールが好んで使うレーザーライフルを構えてマーニたちを真っ直ぐに見つめていた。
「マーニさんとソールさん、お二人の一番弟子である私が、ジャック様をお守りしますから。だから安心してください!」
「……ん。リリアに任せる」
「頼んだよー、一番弟子ー!」
「はいっ!」
女神たちの応援を受け、リリアは誇らしげに大きく頷く。
と、そこへミミの報告が飛び込んできた。
「前方の艦隊、反転攻勢を始めたニャ! 艦隊の内、巡洋艦が一隻、アルヴィース号に突っ込んでくるみたいニャ!」
「次から次へと……っ! マーニ、止められるか?」
「ダメ! 突っ込んでくる艦に攻撃を集中してるけど、駆逐艦たちが艦を盾にして巡洋艦を守ってるから効果が薄い……!」
「ドナ! マギインターフェース展開! 攻撃魔法をばら撒いて少しでも敵の足を引っ張れ!」
「は、はいっ!」
「同時にアルヴィース号に乗り込まれなければそれで良い。あとは俺のほうで何とかする! だからできる限り、敵の接近を抑えてくれ!」
「了解です!」
「頼む! 後はみんなに任せる! リリア、行くぞ!」
「はい!」
//次回更新は 09/30(金)18:00 を予定
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