好きは原動力!
杯東響時
好きなんだ、って_He
僕はネットと現実じゃキャラが違うとよく言われる。別に意識して切り替えてるとかじゃなくて、単に面と向かって人と話すと頭が回らなくなるから苦手ってだけ。
それと比べ、ネットなら頭を整理しながら話せるから急いで考えなくてもいい分楽だしより本質に近い僕の言葉で表現できるんだ。
——でも、そんな僕でも文章で話す時も緊張してしまう人がいる。
「おはようー」
「!? お、おはよう、ございます……」
「あはっ、今日もいい天気だね!」
「そうだね……」
それに文章なんかよりも会って声を聞いて、顔を見て、話したい人がいる。
「————あっ、数学のテスト。えっと、今日あったはずだけど勉強してきた?」
「っ。勿論だよ! なんとか赤点回避できるといいねー」
「……うん」
決して会話が長く続くわけじゃないけど。
緊張だってすごい。心臓がバクバク鳴ってうるさいけど。
僕にとってはこの時間が大変だけど楽しい時なんだ。
——そしていつの日にか……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます