EP31 ハチクロside
わしは八咫烏のハチクロである。
今はタケル殿がわしの主人殿である。
どこかのんびりしているというか鈍感というか天然である。
まあ危なっかしくていつも側で見ている。
わしはハム太郎やムササビ、栗鼠と違い主人殿にいつもデレデレはしない。
少し離れたところから見守り危険とあらば直ぐに馳せ参じ御守りする主義である。
ギルドポイントのテイム休憩所で皆んなで誰が選ばれるかいつもその話題で盛り上がっていた。
またハム太郎、ムササビ、栗鼠だろうと言われていた。
鳥達の中では梟、なんとかポッターで人気があり、また最近急上昇のスズメはなんとか刃の金髪が仲間にしていた。
なんとか刃では鴉はうるさい奴との印象しか無い。
そんな中でまさかわしが選ばれるとは全員で驚いた。
とても嬉しかった。
久しぶりの御奉公でどんな主人殿かと思っていたがとてもお優しい主人殿である。
わしの仕事振りをいつも褒めて下さる。
お菓子もたくさんくれる。
わしは全身全霊で主人殿を御守り申し上げると誓った。
主人殿に良き方をといつも周りを見て探しておる。
恋のキューちゃんというか、それもわしの使命である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます