【東京Build】アーバンファンタジー東京愛！ レアスキル取得で今の時代を謳歌する

EP7a お宝鑑定団

光る石を一旦諦めて遅い昼ごはんを食べた。

冷凍パスタのナポリタンBIGだ（内容量380g)

冷凍パスタは安売りで1袋157円（税抜)で売っている時に買い溜めしたヤツだ。

麦茶を飲みながら石を眺めて思い出した。

「あ！」

「そう鑑定をして見よう！」

【名前:光る石の宝箱（日本製）】

備考:魔力を込めると開く仕掛けになるいる。気配感知に反応して光る。

何が出るかなぁ！何が出るかなぁ！チャララッチャチャラララ。

売値:開けるまで分からず。　

「出ーーーーたーー！宝箱」

「しかも安心の日本製ときた」

「コレは間違いないお宝中のお宝だ」

開ける前だか少し罪悪感。

勝手に持って来てしまったから…

「神様ごめんなさい」

コレはフィクションでありファンタジーです。

光る石に手を置いていきんでみた。

(んーーーーーん)

魔力の放出方法があっているかも分からないが身体から何かを絞り出す感じにしてみたら開いた！

(ふん！)

お食事中の方には大変申し訳ない表現で反省しております。

光るの宝箱にはビー玉サイズの光る赤い宝石、青い宝石と武具の漆黒の小手と巻物が入っていた。

「おーー！」

巻物によると遙か昔の時代に倭国で暴れていた赤鬼、青鬼の魔石らしい。

(この宝箱を見つけたと言う事は魔力をその身に宿し者と書いてあり現世においての悪を成敗するのに役立てよ)

誰が書いたか名前も無く、巻物を鑑定しても分からなかった。

【名前:赤い魔石（中）】

備考:レッドオーク変異種の魔石

売値:金貨5枚

【名前:青い魔石(中)】

備考:ブルーオーガ変異種の魔石

売値:金貨7枚

【名前:漆黒の小手】

備考:装備した手が物をすり抜ける能力を持つ

攻撃力+4

防御力+7

スキル:スティール Lv1(装備着用時発動)

売値:金貨45枚

「小手！高ーーー！」

「魔石って鬼じゃなくなっているけど鬼はどこにいったのか？」

完全にファンタジー的な恐ろしい魔物の名前がそこにあった。

「って！昔の日本に魔物がいたのかよ！」

オレは恐ろしくなって直ぐにアイテムをしまった。

光る石の宝箱は開けてしまったらもう光らないらしい。

だだの庭石と化した。

「うーーーん、邪魔だこの石」

「もはや存在事態が迷惑だ」

「石はどうやって捨てるんだろうか？」

引越しして来た時にポストに入っていたゴミの収集日の予定表を確認するが石などそんな項目は見つからない。

オレはそーっと巻物を宝箱に戻して元の場所に戻す事にした。

(お宝はいただいた！

るーぱーん！◯世と変なマークを書いて入れて置いた)

取り敢えず収納BOXにしまって置こう。

【アイテムリスト】

スィッチさん

ポーション下位10個

解毒ポーション下位5個

スライムの液100

ワイルドウルフ毛皮2

オークの睾丸50

ワッフルベアの爪2

ワイバーンの爪2

ワイバーンの皮１

サンダーダガー1

ファイヤーダガー1

ウォーターダガー1

ポイズンダガー1

闇夜のマント

闇夜のマスク

無音のブーツ

赤い魔石(中)

青い魔石(中)

漆黒の小手

石の宝箱

🗑

「ん〜〜？」

「なんだこれ？よく見るとアイテムリストの一番下にゴミ箱のマークがある」

「これは何だろ？鑑定をかけて見た。」

【名前:デリート】

備考:収納BOX内の不要な物を削除出来る。一度削除したアイテムは戻せません。生き物以外は全てOKこまめに整理整頓を心がけよう。尚この収納BOXは時間停止機能付きの最新スタイルなのだ！腐らないからって溜め込むでないぞ！

「って！そんな便利な機能があるなんて収納BOXってなかなかやりおるなお主」

なんやら意味分からん事も最後の方にあっかが…

「コレでゴミ捨て忘れても大丈夫だな」

削除されたアイテムは一体どこに行くのが気になったが。

試しに飲み終えた麦茶のパックを収納BOXにしまってデリートしたらアイテムリストから麦茶のパックが消えた。

「すごく便利だ！」

しかもなんだかエコロジー的な感じがする。

「よーし！」

「これから町内のゴミ拾いをしよう！」

「ランニングを兼ねて片っ端からゴミをデリートしてやる」

部屋を出て直ぐ道の向こう側にペットボトルが転がっていた。

すかさず拾い上げ

「デリート！」

タバコの吸殻も

「デリート！」

使用済みマスクも

「デリート！」

ちなみに衛生的に問題があるので

ゴミ捨て場にあった金バサミを

少しの間拝借している。　

公園の周りには乗り捨てられた自転車や

不法投棄の家電、ヤンキーの宴会後も

全てデリート！してやった。

「オレの東京を汚すヤツは許さん！」

街の為になるゴミ拾いランニングはトーニングも兼ねていてなんて清々しい達成感。

「人生徳を積むとはこういう事なのかもしれない」

「うーーーんきっとそうだ！」

それを見ていたあのお爺さんは

(おーい！主人公や！

なんかスキルの使い方間違ってないか？)

(もっとこう？なんだ？えーーとレベルリングして最強目指す。とか？)

(周りのみんなを見返してザマァ的なとか？)

(スキルを見せつけて女子からモテまくるとか？)

(鑑定と収納BOXで大儲け的なヤツとかあるだろう！)

(王道異世界ファンタジー物的にならないのはなんでだ？)

(って言うか早く魔法を覚えろよ！)

(ダンジョン作れよ！)

(宝箱なんて拾っている場合じゃ無いよ！)

(それはわしが仕込んだヤツと違うし！)

(脱線し過ぎだから本当にさ〜)

それは大和タケルが純粋で素朴な田舎少年の心が根底にあって私利私欲に流されない。

大和タイム(うちなータイム的な)独自の時間が彼には流れているに違いない。

(此方としてはスキルを使わないからわじわじ〜するさ〜)(イライラする/沖縄方言)