第10部『因縁の兄と弟』編
第10部『因縁の兄と弟』編 登場人物紹介
『ローダ・ロットレン』
一応この物語の主人公。ネロ・カルビノンで海上戦をしている最中、
彼等に意識に一斉に問い掛けて、150年前の戦いを知ろうと試みるもその大量過ぎる情報の波を捉えきれずに意識を失う。
その後、ルシアを通して出来なかったことを成功させたばかりでなく、150年前の戦争に於いて失われた命の声すら手に入れることに。
だがこれが一体この先待っている兄ルイスとの戦いにてどう作用するというのであろうか。
ルチエノ達にネロ・カルビノンを託した時に告げた言葉「ヴァイロ・カノン・アルベェリアの魂を必ず解き放つ」これが表しているのかも知れない。
いよいよ兄との戦いにて
そして兄をマーダから無事に解放出来るのであろうか…………。
『ルシア・ロットレン』
夫であるローダから「ルシアのお陰で光が見えた、やはりお前は俺を導く希望の星だ」などともてはやされ、全く意味が理解出来ない。
ルイスとの戦いに於ける立ち位置の説明も受けたが、正直良く判ってはいない。
とにかく後は勝手にローダがどうにかするらしいので「もう好きにすれば良い」と半ば諦める。
なお海上での戦いの際には、ケンタウロスのゾルド相手に新しい武器、
『リイナ・アルベェラータ』
海上での戦いの際に、ジオーネ・エドル・カスードが得意としたナイフを自在に操る
また父ジェリドがアイリスにて創り出した母ホーリィーンと共に、
「幻影でも構わないからまた母と共に戦いたい」という彼女の願いは果たして叶うのであろうか。
『ジェリド・アルベェラータ』
海上での戦闘で遂に彼もアイリスによる扉の力を発現させた。それは既に亡き妻ホーリィーン・アルベェラータの幻影を呼び、彼女に
プリドールがティン・クェンと争う際には、戦闘巧者な彼が見事に支援し、勝利へ導く。
古巣フォルデノに戻った彼は、150年前に
『レイ』
普段は自動小銃二丁を武器に軽快なフットワークで戦うことを得意としている彼女がネロ・カルビノンの超巨大砲、
そして散らして撃つだけでなく、狙い撃つ戦いに於いてもその非凡さを存分に発揮した。地上に戻ったレイ、果たしてどんな乱れ撃ちを魅せるのか。
『サイガン・ロットレン』
軍艦ネロ・カルビノンの総司令として海上戦での戦いを指揮する。さらにローダがルチエノから得た座標にルイスが張ったとされる結界の抜け穴があることを知るや、
フォルデノ城下町の外れに出た彼等、サイガンは奇抜な活躍を見せることに。
『ドゥーウェン』
レイと共にAYAME Ver2.1を保有している彼、
『ベランドナ』
どうやら150年前の
彼女の知識が今後の戦局を左右するのかは不明である。そして彼女だけが未だに不完全な扉の力を見せてはいない。
この最終局面にて、それを披露することとなるのであろうか。
『ガロウ・チュウマ』
ネロ・カルビノンの海上戦では、
ローダの語る緑色の輝きによって、その不自由さから解放されれば、多大な戦果を期待出来ることであろう。
『ランチア・ラオ・ポルテガ(青い鯱)』
ガロウと同じく
今後はラオの副団長であるプリドールと共に、青いシャチの力を存分に発揮出来るのか。
『プリドール・ラオ・ロッソ(赤い鯱)』
フォルデノに赴く際「ロッソ家の名に恥じぬ戦い」と決意の胸中を語っていた辺りから察するに彼女も何らかの因縁があるようだ。
『ルイス・ファルムーン(マーダ)』
カノンの海上という本来目に映る筈のない場所に於ける海上戦をフォルデノ城にて全て把握し、ネロ・カルビノンに搭載した
しかし彼が扉の力で認識出来るものは、どうやら視認出来るものと聴覚で捉えられるものだけ。要は相手の内面までは探れないようだ。
それでも自らの能力を絶対だと信じて疑わなかったのだが、目前に迫るネロ・カルビノンの激しい砲撃にローダ達は、未だ船の中と決めつけていたところにいつの間にやら上陸を許していたことを知り「裏をかかれた」と激しく動揺する。
ルイスが何故弟ローダに憎しみを抱いているのか、その謎が明かされる。
『フォウ・クワットロ(ヴァロウズ4番目の女魔導士)』
ルシアとほぼ同時期にルイスとの子を身籠っていた彼女。ネロ・カルビノンへの海上戦には一切参戦せず、ゆったりと敵がフォルデノ城に到達するを待っていた。
そして遂に上陸してきた敵兵力を相手に身重の彼女は、果たして戦いに参加出来るのか。
『ノーウェン(ヴァロウズ1番目の
ヴァロウズ5番目のティン・クェンやケンタウロスのゾルド、他にも数多の死んだ者を召喚し、ルイスの指示通りにAYAME
結果、生きた爆弾作戦自体は大した戦果を挙げることが出来ず、彼は落胆する。
けれどもまだまだ兵隊は呼び出せる。然も未だ召喚していないヴァロウズが存在するのだ。もしそれらを召喚し、自由に操れるのだとしたらローダ達の脅威と化すであろう。
加えて彼自身がゼロ詠唱で発動出来る
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