第121話 影法師

手が届きそうだったきみ


いや

僕の手は

一度は届いたのだろうか


もうわからない


せめて、と

言葉を贈り続けているけれど


この言葉たちも

風になっているのだろうか


残像のように きみの影が

影だけが見えた場所に そっと 手を置いてみる


僕の言葉は

もう風でしかないのか




***

今朝、「陽だまり」の方にも

載せたものです。

お題で急に降ってきたもので。

こちらは字数合わせの為に、

少しだけ改稿しています。


数々のお題をすっ飛ばしました。

申し訳ありません。

が、当分はこんな感じで、

書けたら公開、で

いこうと思います。

お許しくださいませ<(_ _*)>

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