第3話「あおり運転」

急ブレーキを繰り返す前の車が停車し、降りて来た。

「ちょっと、こっち来るよ」

助手席で心配する。

「えっ。やめなよ中にいなよ」

運転席のドアを開けて前からくる奴を迎える。

「ロトロトロトロト!石油石油石油石油!花鳥風月~!」

前の車の運転手は困惑した。

「デカをねらえ~!」

しばし硬直した後前の車に戻ってその場を離れた。

車に戻りどや顔気味になってハンドルを握る。

助手席も困惑していた。

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