第10話 燃え盛る意思
一見すると古い一軒家にしか見えない『マッチ』の店内には、地下室がある。
地下室にあるのは_____壁一面を占める巨大なコンピュータ。そして、設置された八台ものモニターと、3Dプリンターや巨大なカメラ、ドリルやカッター、その他にも、一般販売されることのない機械が並ぶ。
この部屋の主人は_____そんな機械に囲まれながら、丸一日もの間作業を続ける、白銀の髪を持つ少女。
右手でキーボードを、そして左手でもキーボードを、さらには両足の指でもキーボードを弄っている。三つのキーボードを同時に操作する技量、そして市販の高スペックPCの数千倍の処理速度を持つコンピュータを活かした、超高速のデータ処理を活かし、少女_____リセリアは、ヴィラン対策課からもらったデータを元に、リアライザーの正体とされる人物、影宮惑ウについて調べていた。
「親族にヴィランと関係がある形跡はなし……至って普通な家庭で育ち、至って普通な人間関係を持つ。それに追加で……なんていうか、嫌な感じの優等生ね」
「というと?」
「高校生になってからの学業の成績は、全科目で満点。地域の貢献活動にも積極的に参加し、絵画のコンクールで表彰されてる」
「優秀なんだな。頭がいいってことは、俺らにとってはめでたくないけど」
「ただ……高校三年生になって以降は急激に行動が変化してる。学校には偶に顔を出す程度になり、家庭でも揉め事を起こして家出。ネットでの副業や投資の稼ぎを使って過ごしてて、ホテルを転々とする生活をしている。あっちこっちで偽名を使いまくり、偽名の銀行口座やらクレジットカードやらがたくさん作られてる。すごいな、一般人の生まれで普通に過ごしてて、こんな
「そんなもんか?」
「常識、法律……現代人は自らを縛ることで安寧を得て、代償として心の自由を差し出した。そんな社会の中で、こんなにも勝手気ままな人間は中々生まれないよ。ウチらみたいに特殊な事情でもない限り、ね」
実際のところ、まだ二十一歳であるにも関わらずここまでの行動力というのは目を見張るものがある。二十一歳など、現代日本ではまだまだ子供の扱いだ。
一体何が、影宮惑ウという人間を_____リアライザーへと変貌させたのか。
「変化が起きたのは十七歳……ちょうど、新宿での
「そこで……ファイアマンの炎をその身に宿したのか」
「どこまで頭抜けた能力を持っていても、所詮は普通の人間。そんな少年がある日突然、あらゆるものを破壊する炎の力を手に入れてしまったら……」
「その答えが、リアライザーってわけか」
リセリアは至ルの答えに頷き、続けて手足を動かし続ける。
「若さ故の全能感、とでも呼べばいいのかな……きっとリアライザーというヴィランを突き動かしているのは、若さ故の強い信念なんだと思うよ」
「渋谷での戦いの時、あいつの炎に触れたけど……あの炎に焚べられていたあいつの感情は、本当に強いものだった。あれが一人の人間の炎だなんて……正直信じたくない。受け継がれてきた思いを、たった一人の執念が覆すなんてことがあり得るなんて……」
「人の思いに、大小なんてないんだよ。たくさんの人の思いが、たった一人の執念によって覆されるなんてことは、十分に起き得る」
ファイアマンの炎は、特別な炎だ。万物を焼き尽くすその圧倒的な力を維持するためには、その炎を受け取る者の意思が重要となる。至ルがその炎を宿すことに成功したのは、託されたものが数多くあったためだ。
それを、平凡な育ちをした一人の男が、今や我が物として悪事を企んでいる。至ルにとって、それは許されざる暴挙である。
「ファイアマンの炎は……みんなを照らすためのもの。その炎を使って物を壊したり、人を傷つけるのに使うなら……俺は絶対に許さないぞ」
「問題は、それで何を目的とするか、なんだけど……なんていうか、
「アンベアーやソームほどの協力なヴィランは、配下にそこまでたくさんいるわけじゃないな。あの三人、もしかすると奥の手だったんじゃないか?」
「うーん、どんな思想を持っているかは想定のしようがないし……とりあえず、使用している携帯電話とかICカードの特定を急ぐよ。もしかたら、現在地を追跡できるかもしれない」
この部屋のコンピュータは通常のパソコンとは異なる設計をしており、その演算能力は国が保有するスーパーコンピュータをも上回る。ただし、維持するために月あたり10万円以上の電気代と、月あたり10万円以上の通信費をかけている。
しかし、それほどのスペックのコンピュータにリセリアが開発した数々のハッキングツールが合わされば、数千万ものデータの中から特定の個人を特定すること程度、造作もない。
ヴィラン対策課から提出された情報を元に、影宮惑ウという人物が暮らしていた家庭の通信履歴にアクセスし、4年前に影宮が家出をした際に身につけていた通信機器を特定。その後、携帯端末で使用していた電話番号やメールアドレスなどを特定し、機種変更後も使われているツールを特定。かなり巧妙に個人情報の操作を行ない、ありとあらゆる場面で偽名や顔、履歴や年齢も全て偽っているようだが、リセリアの情報収集能力には敵わない。過去のものとなったデータを無理矢理掘り起こし、毎日使う通信機器の膨大な履歴の中から、自動的に特定に繋がる情報のみを抽出。逆算するような形で、4年経った現在、影宮惑ウだった人物、リアライザーが使っている通信端末を特定する。
「……ビンゴ。使っているのはごく普通のスマホか。つい最近まで宿泊していたホテルでは、村田という名前で泊まっていた……あれ、でも今日になってチェックアウトしてるな」
「チェックアウト後の動きは?」
「使っているICカードの履歴が更新されてる。向かったのは……池袋駅?」
「携帯端末の位置情報は?」
「池袋駅を降りた後……運輸会社のトラックセンターに入っていった。んで、そこで一時間くらい滞在してたみたい。その後……移動してる。もしかしたらトラックに乗って移動したみたい。そこから先は更新が途絶えてる」
急いでコンピュータを動かし、リアライザーが乗っていたと思わしきトラックの特定を急ぐ。入っていった運輸会社の社内管理システムにアクセスし、発信した履歴のあるトラックを特定。そのトラックのナンバープレートと、ナンバープレートのついた車のGPS端末を特定し、移動経路を算出する。
「なにこれ、向かった先は……東京都江東区の……東京第一LNG基地?」
「LNG基地?都市ガスを蓄えて送り出す場所になんで……」
「……まさか」
二人は、リアライザーが使う炎の能力について人並み以上の知識を有している。その炎を悪用すれば、世界を破滅させる方法などいくらでも思いつく。
リアライザーが出現した時から考え続けてきた潜在的な思考と、コンピュータが導き出した現在のリアライザーの行動状況が_____最悪の考えを導き出す。
「大都市の生活基盤を支えるガス施設を攻撃……大規模テロでもやるつもり⁉︎」
「……違うよ、リセリア」
至ルは渋谷での戦いから、リアライザーが一時的な破壊行為のために動くような人間でないことを看破していた。
炎を見ることで分かる、性格分析。至ルが白い炎を宿すのと同じように、リアライザーは紫の炎を宿していた。紫という色が示すのは_____人間らしさ、人間であるが故の脆さや愚かさを一切認めない冷酷さである。
そんな男が、ただのガス爆発テロ如きで満足するとは思えない。
「リアライザーは……渋谷を壊滅させることすら、計画の手段にするようなやつなんだ。インフラ設備を壊すくらいじゃ、満足しないよ」
「じゃあ一体、何を……」
自分がリアライザーなら、LNG基地で何をするだろうか。
身に宿ったファイアマンの炎と向き合いながら、至ルは結論を導いた。
「……東京中に、あの炎をばら撒くつもりだ。この基地から伸びるガスの配管は、辿っていけば東京中の建物に繋がっているんだろ?炎を操れば_____一瞬で東京を火の海に変えることだってできる」
「_____っ!」
それを聞いたリセリアは、直ちに東京第一LNG基地の施設システムにアクセス。監視カメラなどを調べ_____既にその場に、本来いないはずの姿をした者たちが大勢集まっていることを確認した。
「至ル!」
「分かってる。行くぞ」
二人は一息着く間も無く、一斉に出動の準備を始めた。
ファイアマンが駆けつけるまで_____十五分ほどの時間がかかる。
__________
「『完全な社会とは、完全な社会を諦めることによって実現する』……いい言葉だ。考えないといけないのは、誰がこの『諦める』という動作を行うかだ」
「えっと……政治の話ですか?」
「違うよ。どこにでもいる若者の、なんてことない呟きさ」
リアライザーが数名の手勢と共に向かったのは、基地の管理を行う施設の中。堅牢なセキュリティ施設を全て破壊し、中にいた従業員を気絶させ、現在ではシステムのハッキングを行なっている。
「社会がどう在るべきかを決めるのは誰なんだろうね。政治家?大富豪?それとも、影の権力者とか、偉大な宗教家かな?」
「さぁ……そういうのって、誰か一人に決めることってできなくないですか?」
「そうだね。スーパーコンピュータでも計算できないくらい無数の要素が重なり合って、人々の意思は決定されていく。結局のところ、社会を変えるには何万人、何億人もの人々の意識をゆっくりと変えていくしかないんだろうね」
リアライザーは何も、自分一人の力でこの社会を変えることができるとは思っていない。強大な力を身につけてはいるものの、だからと言って一人で何もかもできるとは思っていない。
「長い歴史の中で……人類は大勢の英雄を消費して、少しづつ変わってきた。でもここ数十年、人類には英雄が生まれていない。ふとしたきっかけで人々の注目が集まることは多々あれど、飽きっぽい現代人は、自分の意識が変革することに慣れてしまった。もう、ちょっとやそっとじゃ人は変われなくなったんだよ」
「へぇ。まぁ言われてみれば確かに……どいつもこいつも意識を変えてこようとするから、かえって何を信じればいいか分からなくなりましたね。おまけに、それも全部金儲けに使われるっていうんだからたまったもんじゃない」
「あはは。君はいつも、面白い例えを出すね」
リアライザーが会話をしているのは、長らく彼の活動を支援してきたハッカーの一人である斉藤という人物だ。社会の除け者とされてきたが故に粗野な者が目立つ中、斉藤だけは理知的なままリアライザーについてきてくれた。仲間の中では、最も気に入っている人物である。
「変化しづらくなった人々の意識を変えるには、どうするべきか。歴史を繰り返すように、たくさんの英雄を消費するのか?真っ先に消費されそうな英雄って、例えば誰だろうね?」
「……まぁ、今でいったらファイアマンとかじゃないですか?」
斉藤がなんとなく答えると、リアライザーは大層満足そうな顔をしながら、斉藤の肩を組んだ。
「その通り。東京で生きる者たちにとっての英雄は、ファイアマンを置いて他にいない。俺も、ファイアマンのことは大好きさ。だから_____そんな英雄が、ただ消費されるだけで終わることが我慢できない。
リアライザーは拳を握りしめ_____己の目的を決定的なものとした日のことを思い出した。
__________
四年前。新宿での
壊滅的打撃を受けた新宿のビル街では_____ファイアマンがヴィランと対峙していた。ヴィランは多種多様なガスをを吐き出し、毒ガスを使うこともあれば、空気に触れるだけで爆発するガス、さらには幻覚を見せるガスなども使い、あのファイアマンですら苦戦するほどの強さを見せつけていた。
「頑張れ……ファイアマン!」
十七歳の少年、影宮惑ウはこの時、建物の影からその戦いを見守っていた。
何においても成功した収めてこなかった少年。できないことなどないと周囲にもてはやされたからこそ_____自分にできないことを平然としてのける人間には、憧憬の念を抱かずにはいられない。
ファイアマンとは、まさにそんな人間だった。強力な炎の力を持つことがすごいのではなく、名も顔も知らぬ他人のために使い、命を懸けて戦う。その姿勢こそが、本当に賞賛されるべきことだと、影宮は考えていた。
どれだけの頭脳を持とうとも、どれだけのお金を稼ぎ、実績と名声を得て、たくさんの人に言うことを聞かせようとも絶対に手に入れることのできない、英雄的精神。
いつか自分もそうなりたいと、心の底から思っていたのだ。
戦いは熾烈を極め、次第に被害範囲も拡大していく。このままでは、影宮が隠れている場所も安全ではなくなるだろう。
そんな中_____ヴィランの攻撃がより一層激しさを増した。ファイアマンが出した炎を感知して爆発するガスが周囲にばら撒かれ、凄まじい勢いで新宿のビル街を埋め尽くしていく。そしてそれらのガスが_____一斉に発火し、ビル街に猛烈な衝撃波が走った。
「うわぁぁぁっ!」
影宮は衝撃によって弾き飛ばされ、地面の上を何度も転がった。受け身など取る暇もなかったため、顔や腕のあちこちに擦り傷を負った。だが、意識が飛んだわけではない。こうして爆発が起こったことで起こりうる身の危険を予測すれば、大抵の危険は回避できる。頭上から瓦礫やガラス片が落ちてくることを考慮し、屋根のあるビルの隙間へと逃げ込んだ。
そうして影宮が身を隠していた時のことだった。
撒かれたガスと爆発によって姿が見えなくなっていたファイアマンから、突如として眩い光が放たれた。光だけでなく、放たれた熱によって姿を隠していた煙が一瞬にして消し飛ぶ。
「何だ……あれ」
ファイアマンがいつも発しているものとは異なる、神々しいまでの光。
それは、輝く姿へと変貌した_____ファイアマンの白き炎であった。
「_____すごい。あれが……ファイアマン?」
空中に浮かび、あらゆる影を許さない凄まじい光を発する一人の人間。
そして常に身につけられていた仮面が剥がれ_____影宮は誰も見たことのない、ファイアマンの素顔を知ったのだ。
その顔には、目立つ傷跡があった。何かで切られた跡のようなその傷は、影宮よりも幼そうに見える少年に大人のような風格を与えていた。
顔の半分は炎によって隠れているが、体格や顔立ちからして、高校生、下手をすれば中学生程度の年齢だと思われた。
その瞬間_____落雷が落ちたかのような、激しい感情の昂りが影宮を襲った。
ファイアマンは、誰もが思い描くスーパーヒーローではない。
ファイアマンは、人々が考えるほど神々しい存在ではない。
ファイアマンは、自分の理想の姿などではない。
その双肩にかかる重圧を簡単に支えられるほどの、人々を救う英雄などではない。
_____涙が出た。
(……カッコいいなぁ)
もしかすると自分よりも年下かもしれないその少年は、燃え盛る白炎で煙を操るヴィランを包み込み_____煙ごと、その存在を跡形もなく消しとばした。
つい、腕を前に伸ばした。少しでも、その輝きに触れてみたくて_____どうしても、彼に近づきたくて。
その時だった。飛び散った白炎の火の粉が_____影宮の手の甲に落ちた。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
一瞬にして、全身を灼熱と激痛が迸った。一秒が一時間に感じるほどに時間感覚が引き延ばされ_____途轍もない量の情報が、脳に叩き込まれた。
炎は瞬く間に全身を覆い、皮膚は焼け、体表部の血液が蒸気と化していく。即死を免れない炎の中で_____影宮の意識は、なぜか覚醒したままだった。
(なん……だ。俺は……何を、見ているんだ……⁉︎)
それは、不思議な光景だった。夢のようだと思ったが、夢にしてはあまりにも現実味があり過ぎる。土を踏む感触も、風に吹かれる感触も、川のせせらぎに落ち着く感覚も、尖ったものに触れる痛みも、全てがリアルだった。
まるで自分が他人になり、長い時間を旅しているかのような感覚。
文明が発達していない時代のような景色から、のどかな田舎の景色に。心落ち着いたかと思えば凄惨な戦場の景色がその目に映り、次の瞬間にはゴミが積み上げられたスラム街の景色が映った。
人と握手をし、抱き合い、絆を深めるために盃を交わす景色。
人を殴り、武器を向けあい、罵詈雑言を浴びせた景色。
人々に愛され、そして自分もまた愛し、穏やかな日々を送った景色。
人々に憎まれ、そして自分もまた憎み、荒んだ日々を送った景色。
世界に希望を見出し、そして絶望した景色。
世界に怒り、そして世界に感謝した景色。
そうして_____どれくらいの間、その景色を見ていただろうか。
気がつけば影宮は、病院のベッドから天井を見上げていた。発見された当初は全身の至る部分に火傷を負い、身につけていたもの全てが焼け焦げていたそうだ。
一週間もの間意識がない状態を過ごしたものの、命に別状はなく、そのままいつも通りの日々を過ごした。
あの体験が何だったのか、影宮はよく知らない。晴れぬ疑問を抱えたまま日常を過ごしていたが、周囲の者たちの話題は新宿での
大勢の怪我人と、あってはならない犠牲者。これを機に警察は杜撰だった対ヴィラン対策を本格的にすることを発表した。とはいえ、日常を奪われた人々の怒りは、警察組織の改革程度で収まることはない。怒りの矛先は_____やがて、命を賭して戦ったファイアマンへと向いた。
『ファイアマンがいるのに、どうしてこんなに被害が出たのか』
「……ふざけてる」
自分の身は、自分で守るものだ。
ファイアマンは税金で雇われた公務員ではなく、その活動はファイアマン本人の完全なる善意で行われている。古今東西どの時代、国であっても、これほどまでに聖人君子じみたことをした偉人はいないはずだ。
だというのに_____人とは一度慣れてしまえば、こうも容易く感謝を、尊敬を、畏敬を忘れてしまうらしい。無償の正義に人々が向けたのは、炎のような憤怒や憎悪よりも何倍も悍ましい感情_____冷ややかな失望感だった。
影宮は、生まれて初めて心の底からの固い決意をした。
(変化することに慣れた者たちに、大きな変化を与えなければ)
(ファイアマンの信念を、この怠惰な社会のために使わせたりはしない)
(忘れることのできないほどの、強烈な体験を与えるんだ)
(未来永劫忘れることのない_____痛みを)
その決意と共に、その手には紫の炎が宿る。
かくして影宮惑ウは、優等生として得られるはずの将来を全て捨てた。人間関係も、積み上げた実績も、そして己の名前すらも捨てた。
こうして_____リアライザーは誕生したのだ。
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