千優は、銀花と再び冒険に挑むべくダンジョンセンターへ向かうが、銀花はすでに一人でダンジョンに入ったという知らせを受ける。不安を抱えつつも、千優は彼女を追ってダンジョンに入る。そこで、銀色の髪を持つ謎の少女と出会い、彼女が銀花に危険をもたらしていることを知る。少女は嫉妬と憎しみを露わにし、銀花を陥れようとするが、千優は1級探索者のアレンの助けを借りて銀花のもとへ急ぐ。

10層で銀花を見つけるが、彼女はすでに重傷を負っており、強力なイレギュラーモンスターと戦っていた。アレンの犠牲によって千優と銀花は地上に戻され、命を取り留めるが、アレンは命を落としてしまう。彼の犠牲に感謝しつつも、二人はさらに強くなることを誓う。

その後、銀花の提案で、二人は近くの祭りに出かけることにする。千優は普段の戦いから解放されたひとときを楽しみながらも、内心で抱える不安を隠せずにいた。夜空に咲く花火が二人を包み込み、銀花の浴衣姿に心を奪われた千優は、ついに自分の中で起こっている変化について打ち明ける。銀花はその言葉を静かに受け止め、「どんな千優でも私は変わらずそばにいる」と優しく告げる。その言葉に支えられ、千優は心の重荷が少し軽くなるのを感じる。

翌日、二人は海へと出かける。波音が心地よく響く砂浜で、銀花と共に過ごすひとときは、千優にとって特別な癒しの時間となる。彼女の水着姿に少し照れながらも、二人は無邪気に水をかけ合い、笑い声が響き渡る。その後、夕暮れの海を歩きながら、千優は銀花の存在がどれほど大切であるかを改めて実感する。二人は手を取り合い、静かに広がる夕焼けの中で、これからも共に歩んでいく決意を新たにする。

ついにダンジョンの15層に到達し、1級探索者としての称号を手に入れる。しかし、いつものようにダンジョンセンターに足を運ぶと、異様な雰囲気が漂っていることに気づく。センター内の探索者たちは重苦しい空気に包まれており、何か大きな事件が起きていることを察した二人は、受付で異常事態を確認する。ダンジョンの奥深くで大量のイレギュラーが発見され、地上への進行が始まっているというのだ。

千優と銀花は、イレギュラーの本体を見つけて倒すためダンジョンに突入する。ダンジョン最深部で待ち受けていたのは、黒いオーラを纏った巨大な亀。二人は壮絶な戦いを繰り広げるも、亀の硬い甲羅に苦戦を強いられる。しかし、千優の覚醒によって放たれた神聖な力が、亀を打ち破る鍵となる。二人はついに亀を撃破し、街の危機を救うことに成功する。疲労と安堵の中、彼らは最後の戦いへと章を進める。

『男なのに竜の｢巫女｣ってなんですか？』第2章のテーマソング

https://note.com/sinna/n/n7e56f9025ede

「ヴェールノイズ」