(三)-2
学校帰りに、宗ちゃんに呼び止められた。「またうちに来ないか」って。
もちろん、テスト勉強のためだ。明日からテストが始まる。だから勉強しなくてはいけなかった。
それに、自分の体のことについて、どうしたらいいかもわからなかった。もしも噂通りならどうするか。宗ちゃんの気持ちも確認しておきたかった。だから行くことにした。
宗ちゃんの部屋にきて、ベッドに座った。彼が隣に座った。この前と同じ展開だ。
そして同じように、宗ちゃんに迫られた。顔を近づけてきて、彼の鼻息が、私の唇にかかった。
(続く)
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