短編集

えん@雑記

第1話 彼女と脅迫と柔軟剤と教会へ (脅迫・柔軟剤・教会)

 昼まで残り一時間とう始業のチャイムが鳴ると数学のA先生が入って来た。

 こわもての先生で生徒には評判が悪い。


 悪いにもかからわず俺は予習を忘れて来た。

 万が一さされたらネチネチと説教を食らうのは必然である。

 黒板には習ってないような数式が書かれて俺の頭を余計に混乱させた。



「じゃぁ、そこの後ろから三番目、この問いを答えろ」



 ああ……俺の事だ。

 俺はわざとらしく左右を見渡して俺じゃないアピールをする。

 その行動が悪かったのだろうA先生は引きつった口で何かを言おうとした。


 ふと、小さい声で七よ。と声が聞こえ。おもわず、

「七です!」

 と大きな声で答える。これで間違っていても俺にはどうしようもない。


 A先生は舌打ちをしながら、正解だ。と答えると、さっさと座れと俺に命令してきた。


 席に座った俺はふと横に顔を向けた。

 隣に席でシャーペンを口にくわえているなぎさ香苗かなえと目があった。

 渚はにへらーと口を歪ませると、俺を助けてくれた女神が渚というのがわかる。

 身長155cm体重は不明、バストはBぐらいだろう。

 その癖に運動は得意じゃなく授業も気怠そうに聞いている。


 本来は注意される生徒であるが誰も注意しない。


 でも俺はわからない、だって童貞だし。



 昼休みに助けてくれた理由を聞こうとしたが、渚は女友達と弁当を食いに行った。

 ただの気まぐれだったのかと午後の授業もすませた。


 さて、帰るか。と支度を始めると俺の服を引っ張る小さい手が見えた。

 振り返ると渚だ。



「ちょっと、お礼ないわけ?」

「お礼?」

「そう。授業助けてあげたじゃない」

「ああ……ラーメンでも食う?」



 俺の財布には千円札が二枚も入ってる。もちろんこれは奢るために入っているわけじゃなくて限定DVDを買うためた。



「いらない」

「じゃぁええっと何飲む?」

「何で金額がさがってるのよ!」



 といってもなぁ……。



「ねーセックスって興味ある?」



 俺は耳を疑った。

 目の前の同級生かっこ女が俺にセックスを聞いてくるのだ。

 いや、間違いだろう。

 うん、絶対にそうだ。



「俺は、黒しかはかないからな」

「それはソックス」

「ああ、じゃぁ収納ボックスいれるやつだろ」

「それはロックス」



 ソックスもロックスも違う。

 となるとだ。



「俺ははげてないが、親父がよく――」

「それはカックス!」



 育毛剤でもないだと……にしても良く答えがわかったな。


 渚は俺の目の前に顔をよせて俺だけに聞こえる声でもう一度同じ言葉を伝えて来た。



「セックスよ、別に興味ないならいいわ。別の男子に聞くし」

「まったまったまったあああああああ、あります。絶対に興味があります」



 クラスの何人か俺と渚を見て来たがそんなのは関係ない。



「そ、じゃぁ日曜日にこの場所にきて。あとこの事を喋ったらあんたのある事ない事言いふらすから」

「脅迫か?」

「そうよ」



 そっけなくいう渚は俺を置いてさっさと教室から出て行った。

 今日は水曜日。日曜日までまだ4日もある……。


 もしかしたらただの罠かもしれない。

 渚も脅迫と言っていた……が、俺は信じる事にした。だって童貞だし。


 毎日の日課を我慢を重ねて日曜日になった。

 日曜日までは渚と俺は一言も会話していない。


 約束された場所にいくと渚が普段気で立っていた。俺と目が合うとにらみ付けるようにため息を出す。なぜだ。



「本当に来たのね」

「一応な」

「じゃ、そこのホテルいくから」

「は?」



 そこのってのは、いわゆるラブホテルではなく会社の社長がいくようなホテルだ。

 受付をなぜか顔パスで通ると最上階へとつれていかれる。

 部屋に入るなり渚は、ソックスから抜き出した。

 次に首に巻いているスカーフを脱ぎ上半身の上着を脱ぐ、小さいブラが見えた所で俺のほうに顔を向けてくる。



「脱がないの?」

「ええっと……なんで俺?」

「助けてくれたから……」

「助けたって……」



 渚はスカート脱いで下着の上下になる。

 そのブラを取ると俺へと投げつけて来た、俺の股間は臨界体制を突破して爆発しそうになっている。

 投げられたブラを思わず嗅ぐと甘い香りがした。



「変態」

「いやまぁ……はい、変態です。いい香りなもので」

「ただの柔軟剤」



 柔軟剤ってこんないい香りするのだろうか。ふと昔に同じ匂いを嗅いだようなきがする。

 その思考も渚のピンク色の頂上がみえ思考から消えた。

 俺も急いで衣服を脱ぎすてる。


 おかしい、部屋に入ってまだ3分だぞ。


 こんな初体験でいいのか? いいんです!



「きゃっ」



 俺はショーツ一枚の渚を抱きかかえると急いでベッドを探す。

 渚をベッドに放り込み、俺も一緒にだいぶした。



「意味が解らんが無茶苦茶にするぞ?」

「いいよ。命の恩人だし……初恋だから」



 俺は童貞なりに渚の胸へと顔をうずめた、頂上にかぶりつき手は渚の森林へとてをのば……砂丘だと!



「生えてないの嫌い?」

「大変大好物であります!」



 俺も限界突破しそうなだけにパンツを脱ぐ、小さい悲鳴がきこえ――――







※この続きは教会に20000ドルの寄付をした方のみ閲覧できます

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