なんやかんや溺愛される少年

高嶺シオン

第1話

(あードキドキするし緊張するな)


僕の名前は天崎天。

ごく普通の高校生。

今日は、高校入学のために、全寮制の男子校に向かってバスに乗っている。

かなり人いっぱい乗ってるなー

  

でも僕の座っている席の周りには、誰もいない。

(なんで誰も周りにいないんだろう?)

僕は後ろの席に座っているけど、前の方に人がたくさんいる。




さっき乗ってきた人に

「隣空いてますよ。」

って頑張って話かけたけど、

「い、いや、だ、だ大丈夫ですー!」

って言って逃げてしまった。

せっかく勇気を振り絞ったのに(´・_・`)



僕ってやっぱり嫌われてるんだ。

もしかして臭かったかな?





僕は、ずっと人から嫌われている。

なぜかわからないけど。

ずっと誰も話しかけてくれない。

ちょっと話しかけただけで

「僕には無理です!!」

とか言って顔を手で隠して逃げていってしました。



だから高校からは、絶対に友達を作るぞ!!!





全寮制の男子校には、両親から反対された。

お母さんから

「天ちゃんは、可愛い顔してるから心配だわ」

お父さんから

「お前は、お金に似て可愛いして抜けてるところがあるから反対だ!」


って言われてしまった。





確かに僕は、全然男らしくない。

お母さんに似て美人顔っていわれているし、身長も161センチしかない。

これが僕のコンプレックスだ。

僕の夢は、ムキムキのなることだ。

頑張って毎日筋トレをしてるけど、まだ、腕はヒョロヒョロで、腹筋も割れてない。

でも毎日やってムキムキになるもんヽ(;▽;)ノ



両親の反対を押し切ってこの全寮制の男子校に入学した。

勉強も頑張って特待生になったもん!




だから両親にも迷惑をかけずに済む。

入学料や学費が免除になるから。

両親は、やむなく了承した。







両親には、

「辛くなったら帰ってくるんだよ」

「絶対に気を抜くなよ」

とかいろいろいわれたけど、もう忘れちゃった



っと考えてる間に学校が見えてきた!



あードキドキするなー!

がんばろᕦ(ò_óˇ)ᕤ












  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る