第3話
仕方がないので、ヨウはキイに、キイはヨウとして生活する事になりました。
ヨウはキイとして、会社の社長を務めました。仕事は楽しく、やりがいもありましたが、社長というのはとても責任がかかる仕事でした。ヨウは思いました。「仕事は楽しいけど、キイは毎日こんな責任感の中で仕事をしていてすごいなぁ」と。
その頃、キイはヨウとして働いていました。
朝から晩まで、ヨウがいつも受けているいじめにも耐えながら、働きました。
キイは「責任重大な仕事は少ないけれど、ヨウは毎日こんな大変な思いをしてたのか」と思いました。
そんな生活が1ヶ月ほど続いたある日、キイが身体を崩してしまったのです。
原因は過労といじめでした。
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