1 新しい委員会!

僕 黒崎(くろさき) 光星(ひかる)、光沢小学校の六年生。

基本なんでも平均程度の小学生。

得意というものもなく、苦手というものもなく、よく同じような成績の友達と一緒に過ごしている。

今日は、友達に一緒に委員会を考えようと誘われて、近くの公園に向かってる。

公園に着くと颯季(そうき)はもういた。

「おーい、颯季」

「遅いぞ光星」

「ごめんごめん」

いつもと同じく颯季は先に来ていた。

颯季は、必ず五分前にはいる。

待たせたくないからと言っていた。

すごいな颯季は。

僕はいつも思っていた。


「どんな委員会がいいんだろう?」

颯季はため息をついた。

さっきから二十分ぐらい考えているけどノートは真っ白のまま。

「一回休憩するか」

颯季がそう言ったので、僕は「そうだね」と言ってお菓子の袋を開けた。

二人でお菓子を食べていると颯季が

「そう言えば最近、給食好きな子増えてきたよね。」

と言った。

そう言えば、給食のために学校に来ていると言っていた人がいたような…。

あっ。そうだ!

「颯季、給食ガチ勢委員会とかどう?」

僕の言葉に、

「それいい!楽しそう!ナイスアイディア光星!」

こうして僕らの考えた委員会は、給食ガチ勢委員会になった。

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