それでも愛シテル〜ss集〜
ガンジー
夢と現実
『んっ、あっ.....!はあっ......ねぇ、もっと、もっとシテ...?』
聴きたくもない母親という名ばかりの女のの痴態。淫らに体をひねり男を誘う卑しい女。金欲しさに夜に身を潜めては家の中のゴミ山に目も向けず、同じ時間に家を出ていく。ブランド品に赤い口紅。きつい香水の香り。遅くに帰ってきた母親は今日も違う男と夜を共に過ごすのだ。
『なぁ、今物音がしたぞ........誰かいるのか??』
『そんなわけっ、ないじゃない......んっ、ほら続きを、って、ちょっと!!』
障子が勢いよく開く。
『お前っ、バツイチだけど子供はいねえって...
..このっ!!!』
バチンと音がする。固いものに当たった音がした.....きっと机の角に顔面か頭部でもぶつけたのだろう。栄養の足りない脳みそで必死に考える。ヒステリックに泣き叫びながらも止める母親。耳が壊れそうだ。
『いやあああ!!行かないでっ、私っ、もっと頑張るわ!だからお願いっ....捨てないで!私を1人にしないでっ!!!』
俺は母親からしたら空気のような存在だった。学校にはしばらく行っていない、ご飯も数日間ゴミの中から漁っていた。、
気づけば男は早々に帰って行ったらしく、気づけば母親が自分の事をゴミを見るような目で見下していた。髪の毛はボサボサで化粧も崩れてしまっている。
『.....お前さえ居なければっ、私は幸せになれたんだよ!!!』
男を逃がした、愛を逃がした哀れな女が自分に掴みかかる。髪を持ち、ゴミ袋が集まった所へ顔顔面を押し込まれる。
声なんてでない、でも、涙は出る、ずっと母親が欲しがっていた、愛を俺は_____
『お....い!おい!』
『!!!!!』
布団から体を起こす。いつもはかかない汗をビッショリとかいていた。Tシャツが肌に張り付き気持ち悪い。
『おい、起きないか!もう太陽が空高々と顔を出しているぞ○○!ふっふっふ、今日はいい仕事が出来そうだ!!』
『........』
また朝から変なことを抜かしているこいつを無視をしているとベッドに座り顔をのぞきこんできた。
『.....怖い夢でも見たのか??酷い顔色だ、』
前髪をすくいあげられる。その手を勢いよく弾いた。この人は痛い目を見ないと分からないから、口で言ってもやってくるだろう。
『なんでもない、あんたには関係ない』
一瞬驚いた顔をしたがすぐに元の調子に戻った。
『そっ、そうか!!悪かったな。....そうだ!よく寝起きが悪い時に俺の母親が、よく作ってくれた________ヴっ!!!!』
頬を手の甲で打ち付ける。ぱんっ、と鈍い音がした。起き上がり、腕を取り引きずるようにベッドの端から上に移動させ縫い付けるように覆い被さる。
『なっ、なんで....俺は何もっ......悪いことなどっ.........○○、どうしたんだ.....やめてくれっ...!』
大きな瞳と目が合った。キラキラと光ってまるでガラスのよう暴れるので鳩尾を数回思いっきり殴ってやったら、少し大人しくなった。
『______本当に今日は太陽が恨めしくなるほどいい天気デスネ』
先程空けられた自室のカーテンを閉める。
『....あんた今日仕事何時から』
ふと聞いてみる
『...??夕方からだ....何故だ?』
こいつは本当にバカだ。嘘を着けば逃げられたものを本当の事を言うのだから。もちろん言われなくてもスケジュールの把握はしてある。
『じゃあ、今日はたっぷり楽しめますね。○○センパイ?』
昔のように呼んでやる。
『○○....?!や、やめろ!!今日は仕事なんだぞ?!いい加減にしないかっ....がはっ....?!』
むせ込み体がはねあがる。
鳩尾をもう一度殴り、服を捲り上げる。
『あーあ、腹赤くなってんじゃん。はははっ..........噛み跡やばっ。あんた淫乱じゃん』
俺はあの【女】の子供なのだ
だから綺麗なあんたのことを滅茶苦茶にしてやるんだ。
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