電話機くん(1話完結)

もう1人ヤバい人というか

分かり合えない人かな?




「電話機くん」




これはいわゆる「ガチ恋」

されてしまった話かな?





当時の私はガチ恋というのに

嫌悪感を抱いてました。




今思えばガチ恋のお客様を上手く転がして

売上を作るべきだったのかなと思います。



まぁ性格上無理なんですが…笑





電話機くんはですね、

他のお客様の悪口を言って

自分の株をあげようとする迷惑客でした。




電話機くん

「あの席にいるおっさん臭そう」

「あれはりんちゃんにはつり合わない」



まぁこんな感じ…笑




さらに電話機くんが退店する時に

私の腕を掴んで引っ張ったり

触ってこようとする仕草が目立ちます。




これはそろそろヤバいと思い、

当時の店長(この時は男性店長)へ


電話機くんを出禁(出入り禁止措置)に

してほしいと直談判しました。




ですが、店長が直接見てないから

という理由で却下…。(ありえん)






こうなったら電話機くんに嫌な思いをさせて

来なくなってもらうしかない!!

(私と他のお客様の安全のために)



ということで、

完全無視を決めました。




電話機くんが来店

→2時間無視(オーダーされたものは出す)



私が怒っている(拗ねている)と思ったらしく、




後日店長がいる時間に電話機くん来店。




電話機

「え?店長1人の時間帯なのに

 りんちゃんなんでいるの!?


 今日店長にりんちゃん宛のラブレターを

 渡す予定で、


 それを見てりんちゃんが俺に惚れなおす

 作戦だったのに台無しー!!」





りん (うっざ!!マジで帰れ!!!)






店長 「ご注文どうしますか?(ドン引き)」







その後なんですが、



電話機

「店長ー。りんちゃんがかまってくれない。

 なんとかしてよー。」



店長

「彼女は今この時間仕事じゃないんで」






ここまで読んだ皆様。

りん帰ればよくね!?って思ったでしょ?






いえ、

電話機くんが来たことで

帰れなくなりました。



私が帰る時間に

偶然を装って似た時間に退店されると

ストーカーされるかもしれないからです。




つまり電話機くんが退店して

しばらくたった後に帰るしかありません。





この後の電話機くん

「女の子は僕といると絶対楽しいんだ」


「あそこに電話機があるよね?

 あれって誰がどう見ても電話機だよね?

 僕と一緒にいると女の子が楽しいってのは

 そういうことなんだよね!!わかる?」





…謎すぎる。





つまり、

電話機は誰がどう見ても100%電話機

=僕といると女の子は100%楽しい





ってことらしいです。




いや、まぁね。

この発言を聞いた時はアホらしくて

大爆笑ですよ。楽しかったですよ。




頭おかしいな。

電話機くん病院行ってこい。








こんな感じで電話機くん爆誕です。





電話機くんの退店後の店長の一言。

「あれは出禁でいいわ。

 今までごめん、あれは無理。」


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