炊飯器くん(1話完結)



今回は個人的に面白かったお客様を

ご紹介します。




その名も『炊飯器くん』





事件は12月に起こりました。





アイドルイベントのトークコーナーにて



司会

「りんちゃんはクリスマスプレゼントに何がほしいの?」



りん

「最近一人暮らし始めたので炊飯器かな…。

ご近所さんからお米もらったのに

炊飯器なくて炊けないの」





イベント後…




お客様B

「りんちゃん、僕クリスマスプレゼントに

 炊飯器買って持ってくるから。

 他の人からは貰っちゃダメだよ!!

 待っててね!!」





りん

「いやいや炊飯器って結構なお値段だし、

 何か言わないとって思って言っただけで、

 それよりもお店に何度も会いに

 来てくれ方が嬉しいな?」





お客様B

「そんなこと言って、

 本当は炊飯器が欲しいんだよね!?

 僕は分かってるから、待っててね」




お客様Bはそう言い残して消えていきました。




りん (何が起こった!?!?)




こうしてお客様Bの名は

私の中で炊飯器くんとなりました。






後日談



炊飯器くん

「りんちゃんメリークリスマス!!

 炊飯器5.5合炊き買ってきちゃった。

 重いし自転車のカゴに入らないから

 僕が家まで運んであげるね♡」





いやついてくんなよ。



てかなぜ私が自転車通勤って知っている!?

一人暮らしなのに5.5合!?



もうツッコミどころ満載だったけど

1番ムカついたのは…





生活保護のくせに人に

炊飯器プレゼントすんなよ、

その金我らの税金だぞ!?!?


(生活保護というのは後から知りました)







私たち何のために税金払ってるのか

分からなくなりました。ほんとに。




ちなみにその頂いた炊飯器、

現在も現役です。笑


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る