スキーに行ったら異世界トリップ!?もふもふの彼と一緒に農場スローライフ

高嶺シオン

第1話

吉野真由美は、大吹雪の中を歩いている。


「寒い!寒い!ここどこなの??りこー!あき!!どこにいるの??」



真由美は、スマホでりことあきに電話したが、なかなか通じない。



ますます吹雪いて来て、前がより見えなくなってきた。



「おーい!!誰かいませんか??」


何回も叫んでいるのに誰もいない。



もうかれこれ30分は、歩いているだろう。


「はーはー、もう疲れた」

真由美は、疲れきって座り混んでしまった。

寒いよ。寒いよ。りこ、あき、お父さん、お母さん、私ここで死んじゃうのかな?と真由美は、考えてしまった。



ザグ、ザグ、ザク、ザク



誰かが来る足音がした。




「あっ。誰か来た」

小さい声で真由美は言った。




そして、真由美の意識は、だんだん遠くなっていった。

とうとう真由美は倒れてしまった。





「おい!!!大丈夫か???おい!!!!」




誰かが呼んでる。

良かった。私助かるんだ。




なんでこんなことになったんだろう?

真由美は、そう思った。







今から遡ること1週間前


真由美は、高校2年生の女子高校生だ。

来週はいよいよ冬休みだ。




「ねぇ!真由美!来週から冬休みでしょ?一緒にスキー滑りに行かない??」

友達のりこが言った。



「いいね!私も行っていい??」

友達のあきが言った。



真由美は

「えー!私スキー苦手なんだけど!大丈夫なの??」



りこは

「あきもいいよ!人数多い方が楽しいし!真由美、大丈夫!大丈夫!滑ったことあるでしょ?!なんとかなるって」


と言って私の肩をバシバシ叩いた。

りことあきは、天真爛漫で、とても元気な子だ。

2人は、運動神経がいい。



2人に比べて真由美は、鈍臭く運動神経が悪い。



真由美は、

「私、2人と違って運動神経悪いの!足引っ張っちゃうよ!」



「大丈夫だって!ほら、一緒に行こ!!」

とあきが言った。



2人に言われると断りずらいなと真由美は、思った。



「わかった。一緒に行くけど絶対足引っ張っちゃうからね!」






1週間後





「真由美ー!おまたせ!!」

りことあきが来た。


3人ともスキーと靴を持っているので大荷物だ。

ここからスキー場まで、バスに乗って行く。



「さすが冬休みだね!めっちゃ人いるじゃん!」

とりこが言った。


確かに人が多い気がする。



バスに乗って1時間でスキー場に着いた。




「うわぁー!着いた!!じゃあ準備しよ!」とりこが言った


「うん!じゃあ私リフトの券買ってくるね」真由美は、リフトの券を買いに行った。




真由美は、リフトの券を買いに行って2人に券を渡した。



靴を履き替えて、スキーを持って


「よし!ゲレンデに行きますか!!」あきが言った。



ゲレンデでスキーをつけて、リフトに乗った。



頂上に着くと、とても吹雪いて寒かった。

2人は頂上に来ると、すぐ滑りに行ってしまった。


「2人とも待ってよー!」

真由美は、2人を追いかけた。


2人とも運動神経がいいのでとても早くいなくなってしまった。



「うわ!」

真由美は、転倒してしまった。



「もう!2人とも早すぎるって!!」



だんだん雪が酷く吹雪いて来た。

真由美は、前が見えなくなった。



「えっ!さっきまでいっぱい人いたのに!みんなどこ行ったの??」



真由美は、みんなを探すためにスキーに乗った。

でもだんだん雪が深くなっていった。



「えっ!もしかして迷子になったの??こんなところで!」




真由美は、スマホを探した。


スマホで、りことあきに電話しよ!



「ただいま、電話に出ることができません」


電話は、通じなかった。


次に、119番通報をした。


(プープープー)



通じない。真由美は、絶望した。



真由美は、スキーから降りて歩き出した。



そして、冒頭部に戻る。








*********************




パチパチパチ



火の音がする。

真由美は、目を開けた。


「目が覚めたみたいだな。こんな雪の中外に出たらダメじゃないか!」



誰だろう?




声のする方を見たら



頭に犬みたいな耳が生えていた。そしてフサフサと尻尾が付いていた。

真由美、目が点になった。



「えっ、ここどこ??」






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