5,過去の記憶と第二次改装
#19 ノヴェラスの過去と上陸
ナームス傭兵国城内に歓声が上がっている中、ノヴェラスは発令所内で気を抜いていた。軽く伸びをして「ふぅ~・・・やっと、終わったぁあ!」と言いレイクッドが持ってきた
「お疲れ様です、艦長」
「ああ、やっとナームス傭兵国を
俺達は出身国や馴れ初めは別だが、同じ思いを持っている。それは、ナームス傭兵国やエウランド皇国を見捨てた周辺国に対する復讐だ。
俺は異世界人だ、正確には〈元〉だが。この世界に来る前は、アメリカ海軍のネイビーシールズに居たが生まれ故郷の日本に帰って来て陸上自衛隊に入った。入隊して早々に、対中国戦が勃発してすぐに南京に配属されて前線に居た時に敵が撃って来た野砲弾に当たり爆散死だ。
元の名前はとうの昔に忘れた、今の
それに、転生して
○○〇
いつもの様に海岸を歩いていた当時8歳の俺は、砂浜に座礁している伊号潜水艦の400型を見つけた。船体を覆っていた灰色の軍艦色は赤錆がついていたが、何故か艦載機を搭載していただろう艦載機格納塔の扉が全開で開いていた。興味を持った俺は中に入り、隈なく見て回り発令所だろうと思われる場所に足を踏み入れた瞬間に、フィンの後ろにあった40口径単装砲が軋みながら旋回して空砲を撃った。その衝撃音に驚いた俺は、幽霊船だと知り怖くなって全速力で家に戻った。
でも、終わりでは無かった。始まりだった。
後日。庭で妹や
「俺は、この世界が嫌いだ! だから、妹やここに居る幼馴染を護れる最強の
たったそれだけを
それが俺の覚えている限り、この世界では古い記憶だ。
○○〇
接岸したアディス級潜水戦艦から桟橋に脚を付けたノヴェラス・ディルスは、防弾チョッキに12キログラムもある
ノヴェラス隊隊長のメインとサブ武器は、5・56×45ミリNATO弾を30発撃てる
ノヴェラス隊に所属している残りの2人は、
ノーヴァのメインとサブは、5・45×39ミリ弾を30発撃てるAKS-74Uと9×19ミリパラベラム弾を30発撃てる
レヴェルのメインとサブ武器は、7・62×66ミリ弾を5発しか装填できないが拡張キットで装弾数を増やせられる
レヴェル・ノーラの後ろから来たのはレイクッド隊隊長でもあり、ノヴェラスの妹であり戦術長でもあるレイクッド・ディルスだ。メインとサブ武器は5・56×45ミリNATO弾を30発撃てる
レイクッド隊に所属している残りの2人は、
ティルスのメインとサブ武器は、7・62×51ミリNATO弾を20発撃てる
デゥーフのメインとサブ武器は、5・56×45ミリNATO弾を30発撃てるHK416と9×19ミリパラベラム弾を50発撃てる
デゥーフ・ノーラの後ろから来たのはエセス隊隊長でもある航海長のエセス・ヴェルリアだ。メインとサブ武器は5・56×45ミリNATO弾を通常は30発入る
レイクッド隊に所属している残りの2人は、
ルドゥリアのメインとサブ武器は、7・62×54ミリR弾を300発撃ちまくれる汎用軽機関銃のPKMと84×246ミリR弾を1発ずつ装填するM3無反動砲だ。
カトリーナのメインとサブ武器は、7・62×51ミリNATO弾を20発しか撃てないがSCAR-Hを砂や海水で動作不良や
ちなみに、ノヴェラス隊は偵察や任務などを主としておりレイクッド隊は強襲や任務などを、最後のエセス隊は大火力な銃火器を装備しているためにノヴェラス隊やレイクッド隊などの支援やネルス隊と言った任務遂行部隊の火力支援に特化している。
○○〇
9名が行進しながら桟橋を降りて未舗装の道に来ると、ノヴェラスが8人の前に出た。そして「敬礼!」とレイクッドの声と共に8人がノヴェラスに敬礼した。
「休め」
そう指示を出すと左胸に当てていた右手を降ろして肩幅ぐらいに左足を出して、8人が一斉に待機姿になった。
「――これより、凱旋を始める。 総員、周囲警戒を厳とせよ」
「「「「「「「「サー・イエス・サー!」」」」」」」」
「総員、俺に続け!」
ノヴェラスはその勢いと共に、SCAR-Lを構えて焼き焦げた匂いが残る城下町に駆け出した。
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