芥川作品の中でも蜘蛛の糸は個人的にかなり衝撃的で印象深かったので、こちらの作品を発見したときに「おおゥ!?✨」となりました。
原作のお釈迦さまはだいふ薄情(失礼)なイメージがあったんですが、こちらのお釈迦さまはなかなか人情がある印象だったので、「あ!優しい!極悪人でも救ってくれるパターンだ!」と、序盤は安心していました😅。
とはいえやはり、いくら極悪人が救われるといってもそれ相応というか……(笑)。
構成的にも、序盤で期待させつつ終盤で少し落とすあたり、とてもお上手だと感心しました(ワシにも欲しい技術…)。そして最後の最後に、タイトルの「蜘蛛」に帰結し、非常にスッキリとする後味でした!
間違いなく「なるほどな!」と思わせてくれる作品だと思います!
作者からの返信
返信遅れてすみません💦
丁寧なコメントありがとうございました。
「蜘蛛の糸」は極楽のムードがなんだか好きで、極楽の夕方、というのはどんな風か描きたかったのが最初です。
因果応報、というテーマで、ちょっと残酷なオチにはなりましたが、物語としてはうまくまとまった感じになったですね!
こういう名作の続編はほかにも書いているのでまた読んでくださいネ💓
⇒掌編小説・『終戦記念日』
(「走れメロス」の続編です)
https://kakuyomu.jp/works/16816452218685359095/episodes/16816452218685578270
編集済
七色に光る蛍の霊魂、寛がれるお釈迦様、(多分)毒々しい色合いの犍陀多蜘蛛…美しい日本画をイメージしました。
作成しましたよ
https://kakuyomu.jp/users/rubylince/news/16817330668821691953
作者からの返信
わざわざ、コメントありがとうございます。
これは、極楽の「夕方」、「夜」ヴァージョンがあっても面白いかな?と思って、お盆のイメージと重ねたらこうなりました😊
昔の人は、蛍の光の幽玄な感じと、人魂を重ね合わせていたみたいですね。
ホンマ、極彩色の?曼荼羅絵巻みたいなイメージにもなりますね!
神秘的な美麗なCGで表現していただけたら嬉しいです💓