実践!羽弦のゲートボール入門
羽弦トリス
第1話ゲートボールデビュー
あれは、小学四年生の時だった。夏休み、約二週間若者と高齢者が一緒に練習して、ソフトボール、バレーボール、ゲートボールを選択して地域の優勝を狙う大会があった。
僕は、運動音痴なので高齢者とゲートボールを練習した。
ゲートボールは1チーム5人で奇数が赤、偶数が白に分かれる。
第3ゲートを通過して中央のポールに当てるとアガリ。だが、途中、赤白の違うボールに当てると、スパークして場外に出される。同じ色同士なら、有利な位置にボールを軽くスパークして移動させられる。
小学生の僕は先ず第1ゲートを通過しないと話しにならないので、真っ直ぐゲートを通過する練習をした。
昼の1時から5時まで練習して、ナイトゲームの7時から9時まで毎日練習した。
通過するようになると、敵のボールに当てる練習をした。
そして、スパークの練習。スパークは力み過ぎると、地球を打ってしまう。
スパークして、白線ギリギリにある敵のボールに向け、二個とも場外に出す事が出来るようになると、実践だ!
おじいさん、おばあさんは優しくて3時のお茶が出てお菓子を食べていた。
僕は小学四年生からゲートボールに夢中になり17歳までゲートボールを続けた。
高校一年生のときの夏の課題は、「実践!羽弦のゲートボール入門」であり、教師に飽きれられた。
今、高齢者はグランドゴルフが主流だが、再びゲートボールを復活させたいと思い、この連載を開始したのだ。
ちなみに小学四年生の時の結果は予選落ちであった。
初心者にも分かり易く、ゲートボールの話しを書いていくので、少々お付き合い下さい。
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