転生したらメダカだった

@jimgai

ププローグ

『おめでとうございます。あなたは転生の権利を得ました』


えーただいま、主人公こと

この俺、名前は思い出せないや


監禁されています。


「あのー すみません自称女神さま?

転生とか興味無いんで ぱっぱと殺してくれませんか?」


めんどくさそうな、そして少し可哀想な顔をしながら

自称女神が俺の顔を覗き込む。


『あなたは、もう死んでいますよ。』


うん、なんとなくわかってた。

今の俺の姿 手足は半透明だし

周りは何もない白い部屋。

ラノベでよく見る展開だからなんとなく

そんな感じはしてました。


『あなたは、転生します。これは決定です。

生き返りそのあとは、好きにしてもらって構いません』


自称女神は、後ろを振り返り

何もない空間からホワイトボードを取り出した。


「おぉ...」

権利とか言っときながら

この強制っぷりは、間違えなく女神だ。

自称女神ではなく傲慢女神だったか。


『チッ』

あれ、傲慢女神の方から、舌打ちが聞こえる。

もしかして、心の声聞こえちゃってる?

やだ、恥ずかしっ


『あなたには、二つの能力(ユニークスキル)が与えられます。

まぁ、転生したときにでも確認してください。』


「えぇー、雑」

ユニークスキルだし強そうだからいっか。

このスキル使って俺tueeeしながらハーレム作ろっ

あれ、女神が犯罪者を見る目で俺を見て気がする。


気のせいだよね、きっと。


『あなたが転生する世界は、そう!ファンタジーな世界。

誰しもが、一度は夢見る魔法のある世界。』


女神が両手を広げる

その姿は、とても美しくまるで女神のようだった。


『チッ』


あれ?またどこからか、舌打ちの音が

幻聴かな?


『さぁ、転生のお時間です。準備は出来ましたか?』


女神が優しそうな笑顔を見せる。


可愛い...キュンと来ました。

結婚してください。

毎日幸せな家庭を一緒に作りましょう

女神って、やっぱり凄いや

今ならなんでも言うこと聞けるような

まるで魅了魔法がかかったかのような、、


あれ、、、おかしいな。

女神様がこっちを見てニヤニヤしてる。


「ステータスオープン」


目の前にステータス画面が現れた。


【名無し  [魅了中]】


あっこの女神やってるわ

すげぇ慌ててるもん

慌ててる姿も超可愛い。


『異世界、行ってくれる?』

女神様が上目遣いで顔を覗いてくる。


「はい!」


あらー。凄い良い返事しちゃった。

女神様のお願い事、断れるわけないじゃん。

美人に、あざと可愛い仕草されたら

もう俺は、断れません


あれれ、眠たくなってきた。


生まれ変わったら何しようかな

魔法とか、モンスターとか


あぁ

思考が追いつかないや。


またここに来れたらいいな。




『いってらっしゃい いつかまた会えるから』



「いってきます」




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