駆け出し魔法学生はスタート地点を目指す(番外編)

石狩なべ

登場人物

語り手と周りの人

(*'ω'*)随時更新、変更ありです(*'ω'*)




 ルーチェ・ストピド(物語の語り手)

 光魔法使いを目指す魔法学生。物語は彼女目線で進んでいく。

 魔法学校の教師ですら驚くほどの巨大な魔力を持っているが、滑舌が悪いため呪文が上手く唱えられず、毎年現状維持を貫いている。

 小さい頃からADHD、軽度の吃音症を患っていたため、これを克服するべく日々発声練習に励む。また、「後回し癖」「空気が読めない」「人の顔を覚えられない」「忘れ癖」「人と歩く時に距離を掴めない」「優先順位を決められない」「理解出来ないと眠くなる」「固定概念が強い」「頑固」といった特徴があり、本人的には治したいがどうしていいかわからず結局治せず終わっている。

 魔法以外にも小説を書く、絵を描く、動画編集等、好きなことや趣味は多く持っている。

 ストピド=間抜けという意味から、ジュリアからは「間抜けちゃん」と呼ばれている。

 闇魔法が得意魔法ではあるが、光の方が好きなため、またミランダの影響もあるため光魔法を専攻して勉強を続ける。

 魔法使いとしてのスタート地点に立てていないことをかなり気にしており、魔法使い人生のスタート時点を目指し、マイナス方向からプラス方向に向かって一生懸命駆けている。現在、総合スーパーマーケットでバイト中。両親とは姉妹と比べられたことを根に持ち疎遠。物語上のルーチェの発言の一部、第一章の物語5割等、誇張された作者体験元の実話です。



 ミランダ・ドロレス

 光魔法使い。

 とある理由から恩師マリアからルーチェを紹介される。

 見た目と言動とは裏腹にかなり親切な人間であり、まだ居候になりたてのルーチェが泣いた夜ですら抱きしめてあげる等思いやりのある行動を見せる。ルーチェが弟子になってからも厳しく、なおかつ娘のように可愛がっている。

 光魔法と言えばミランダと名前が上がるほど、魔法使いとしてはかなりのベテランレベルの人物ではあるが、「努力も才能。魔法業界は努力を続ける者こそ生き残る世界」であると思っているため、どんなに仕事が安泰でも常に席を取られる危機を持ち続け、毎晩魔法の研究を行っている。

 作者の人生に衝撃を与えた人物をモデルにしてるため、ミランダの発言はモデルの人物が言っていたことをメモしたノートを参考にしてます。



 セーレム

 ミランダの使い魔。飼い猫。

 自由気ままに生きるミランダの猫。正直自分が生きて満足して幸せであれば何でもいい。ミランダの優しい手で撫でられるのが好きであり、ルーチェの膝はお気に入りの寝床である。森の猫集会のリーダー。

『サブリナ』という大好きだったドラマの黒猫セーレムを参考にしてます。



 ジュリア・ディクステラ

 闇魔法使い。

 ホームレスのような格好で歩いているが、魔法省が作った魔法調査隊第一魔法調査団の上官に当たる人物。身元を特定されないよう仕事中は仮面をつけている。

 ミランダとは幼馴染であり、腐れ縁で今も交流があるがかなり仲が悪い。

 闇に影響された魔力のせいで人に関わると呪いのような効力を与えてしまい、気が触れるか自殺してしまう。両親は互いに自殺し、関わった親戚も自害してしまうため、天涯孤独の道を歩いていくと思いきや、そんな中ルーチェだけは側にいても平気だったため、運命だと勘違いし四章以降ルーチェに猛アタックを始めている。

 なんだかんだルーチェの才能を一番に見抜いていた人物でもある。



 パルフェクト

 氷の魔法使い。ルーチェの実の姉。本名:ナビリティ・ストピド。

 完璧かつ才能溢れる天才。タレント魔法使いとして活躍している。彼女の魔法はミランダも腹が立つほど美しいものである。

 過去にクラスメイトから犯罪まがいの性的虐めを受けており、魔力が目覚めてクラスメイト全員を殺害。その後、無理心中した二人家族の子供の遺体がナビリティではないかと調査され、ナビリティは誘拐されて殺されたと認知される。これにより凄腕の魔法使いに拾われていた彼女はそのままパルフェクトとして生きていく運命を背負った。この事実を妹二人は周知しており、両親には絶対言わず墓場まで持っていくことを決めている。ルーチェに関してはこの事をかなり気にしており、心の底から姉の幸せと、過去に囚われないでほしいこと、自分を忘れて未来を生きてほしい等、複雑な思いを抱えている。しかしパルフェクトからしてみれば、ルーチェがいない人生はあり得ないので、今日も見張りをつけてルーチェを愛しく監視している。(ルーチェはかなりうんざりしている。)



 アーニー・アグネス

 火魔法使い。

 ルーチェの友人であり、良き理解者。

 第一章で心が傷付いたルーチェとイベントで知り合い、その後も良き関係を築き続ける。昔見たアニメの影響でウサギを見ると恐怖と憎しみが沸き起こる一面もある。

 クレイジーからは「お喋りのただのぶりっ子。」アンジェからは「うっとおしい。」と言われるほど天真爛漫な性格。魔法使いになってからも好奇心と努力を忘れない実力者。



 アンジェ・ワイズ

 水魔法使い。

 元々ミランダの元で学んでいた一番弟子。ミランダからの信頼も厚かったが、とある件をきっかけにミランダと意見が食い違い弟子を自ら辞めてしまう。光魔法使いにはならず水魔法使いとなり、一年で学校を卒業。プロの魔法使いとして活躍していく。

 ASDと吃音症の診断を受けている弟がいるため、ルーチェに似たものを感じ、放っておけず親しい関係となる流れに繋がった。これによりルーチェきっかけでミランダと(一応)和解。ルーチェがおっとりしているため、ルーチェの様子を見に度々ミランダの屋敷に姿を見せるようになる。

 はっきりとした性格の為、思ったことをすぐ口に出し、サボり者は許さない努力家。その態度がすましていると、クレイジーや周りからは嫌われている。



 クレイジー

 緑魔法使いを目指す魔法学生。本名:ユアン・クレバー。

 五人兄弟の五番目。双子の兄が病弱の為、兄の代わりに魔法学校に通っていたが、次第に魔法に魅入られていき、気付けば自分が魔法使いを目指していた。魔法使いになりたいというのは元々双子の兄の夢であった。父親が家の資金を全て持ち逃げしたため兄の手術代がなくなり、学校にも通えなくなりそうな状況下、賞金の出るコンテストのチラシを見て、ルーチェが絶対断れない状況の元で誘った。(第六章~第七章)

 ルーチェがボールペンを図書室に忘れたところから返すタイミングがなく、一年近くルーチェの後ろ姿だけを見ており、第五章で怒られたことをきっかけに本格的に片想いしてしまう。ルーチェを誘ったのも「どうせ最後になるかもしれないイベント事なら好きな子と一緒にやりたい」という想いからだった。

 軽そうに見えるが、家族への想いや魔法への想い、誠実さは物語上トップレベルである。

 奇策を考える才能、IQも高く、魔法もそこそこ使えるため査定試験に出ていればデビュー出来たが、その日兄が自宅で発作を起こしたため病院に連れて行ったことで査定試験を受けることが出来ず、再び駆け出しクラスに留年となった。



 ジャスミン・ディアーブル

 闇魔法使い。

 戦時中、ミランダと一騎打ちになり、敗北した。

 生前は20歳であった。

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