【余談】再走に至った経緯と相違
この企画を始めた当初は、下手な自分語りはせず、ただ作品の感想の項目だけを書き連ねようと思っていました。ただ、まあ猛烈なスタートダッシュを切り、最近はある程度更新ペースも落ち着いてきたので、ここいらで読者様を逃さないため――もとい、多少趣向を凝らしてみようということで、自分語りのページを頂戴します。本編には関係のない部分ですので、感想だけ読みたい方は飛ばしてください。
最初に企画をまた立てようと思ったのは今年の頭で、カクヨムコンにも結局読み手として貢献できてないし、何か行動を起こせればと思ってました。その後、私事がばたついてしまい、すぐにはできなかったのですが。
今回、一月の下旬で、しかも作品数と残り期間的にもうカクヨムコンの方ではあまりお力になれそうにないタイミングで企画を立てたのは、申し訳ないのですが、自分のためと言わざるを得ません。
自分に価値を見出したかったのかもしれません。作家の中には承認欲求を満たすために小説を書いている人もいると思います。他者が見出してくれた私の価値が感想を綴ることだったから。それに縋って、自分には感想を書く力があると妄信したかったのかもしれません。もちろん、ここで目立つ人口が少ないだけで、私より秀逸な感想書きは世に溢れていますけども。
とまあ、不純な理由になってしまいますが。
それと同じように、今までの「書評」とはスタンスが異なっています。
結論だけ書くと、かなり気楽にやっています。とか書いてしまうと語弊があるかもしれませんが、私の精神的負荷が非常に軽く、まあ要するにエンジョイしてやれていますということです。
もし、私の過去の書評の記録をご覧になった方がいれば、私という人間の性格をご存じかもしれませんが、私は責任感が強すぎる人間なんですね。自分で言っちゃうかそれ、って感じですけど。感想として綴るからには当然相手はリスペクトするし、たくさんいる感想書きのなかで自分を選んでくれたんだから、きちんと読んできちんとした感想を書くぞ! と。まあ、ハッスルして活動しておりました。
その時のスタンスである程度結果は出してきたし、やれ誠実だ熱意があるあらすじがわかりやすいなど、過分なお言葉も頂戴しました。書評活動を続けられたのはそういった励ましのお声が自分の自信になったからです。
でも、その書評への過剰な「責任感」が自分で自分の首を絞めることにもなり。多分わかりますよね、責任感が強すぎる人間ってのは真面目であることが多いから(それも自分で言っちゃうんですよね)、潰れやすんですよ端的に言って。周囲の人間が抱いていない期待を勝手に捏造して、自分で自分を律して追い詰めて、もっといいものを、やるからには完璧なものをと高みを目指す。
言葉にすると美談かもしれませんが、それで創作活動嫌になっちゃうから困りものです。
遠回りしちゃいましたが、今回私が「書評」ではなく「感想」を書こうとしているのは、そういった過剰なストイックさをなくすためでもあります。単に名乗る自信がなかったのもありますが。
この企画をすると決めたとき、自分に決めたこと。
・「気になった点」は無理に書かない
・主観を多く入れる
私個人の感情をメインにして書く、ということです。「書評」も結局私の主観が入るけど、それでも中立的に書こうとしていました。だから、今までの「書評」を求めている方にとって、今回の私の「感想」は肩透かしを食らうかもしれません。私の中でスタンスが変わっているから。
条件も状況も違いますが、でも、私は今やっているこの企画の読書がとっても楽しいです。気楽で。
それがいい、という方もいるし、それはいや、という方もいる。全員が満足いく感想を書くことはできないです、当然。なら私は私のために好きなように読み、好きなように感想を綴る。それでいいじゃないかと。もちろん、誹謗中傷といったことはしませんけども。
(エンジョイしている証拠なのか、読書ペースはとんでもないことになっています。今回の企画は長編でご参加いただいているものが多いので、1作品で10万字読むとかザラなので。2/22現在で今月の読書データ110万字ですってよ。これが1月から活動再開した人間の速度か?)
自分のことを綴るとき、収拾がつかなくなるのは私のお決まりパターンです。気付いたらいつもの感想よりも長い文字数になっていた。余談とは?
まあそんなわけで。
だいぶ砕いた言葉づかいで好き放題自己開示しておりますが、お付き合いいただきありがとうございました。これを読んで幻滅したり失望したり嫌悪したり感動したりする人がいるかもしれないけれど、私が今まで書いた感想も、これから書く感想も、私が楽しんで読んで心のままに綴ることに変わりはありませんので。どうかよろしくお願いいたします。
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