第41話 魔法画のお店(赤い子竜編)

「あれ、お隣の店(酔いどれ天使)なんか大騒ぎしてる?

通りの人が何人も騒ぎを見ようと入っていったワン」


で・・僕らは、それを横目に見ながら、他の店に入ると

シャンデリアがキラキラしてる


店の中は、高級そうな香水の匂いが漂う~ 


着飾ったお姫様やばっちり決めた商人さん

黒の貴族の人達


さらに沢山のかわいい小さい子供たちが嬉しそうに笑うのだワン


そして、店の中には、綺麗な絵がいっぱいだわん!


「いらしゃいませ☆」かわいいうさぎ耳の女の子が話かける。


「お食事、喫茶になさいますか? 絵をごらんになられますか?

今日は店のマスターの新作の絵が売りに出されてます」


「マスターは街でも評判の魔法画のアーチストなんですよ」

「魔法画?ワン?」 「私、これにする!」と

猫耳のおねえさんが

ノート程の小さい一枚の絵を持ってきた


椰子の木の傍を流れる夕焼けの川の絵が描かれてる


彼女が絵に触れると彼女の手は絵に入り、手を引き抜くと手は濡れていた


はい!お客様! ところで魔法の絵の賞味期限は1年となっておりますが

よろしゅうございますか? 


つまり、1年で普通の絵になってしまうのだワン


別の絵に触れた小さな女の子! 絵からふわふわと蝶が飛び出す

別の絵からはシャボン玉と小さな虹

歓声が上がる


うさぎ耳の女の子が エイルさんをじっつと見る 

黒の高位の貴族も何人か見てる


「貴方は?

もしや、私 以前 お城で 贈り物用の魔法画を届けた時….」


「あの…..」


絵を見ていたアーシュさんこと小竜さんの羽が 大きな白い竜の絵に触れる


光を放ち、白い竜が飛び出した! 


そして 小竜さんを見て 笑うと気に入ったのか

おや、いや、口元が変な風にゆがんでる!


どうやら、大笑いをこらえてるようだ!


小竜さんを捕まえ 逃げないように思い切り!握りしめ!

外へ飛び出した

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